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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

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露出七つ道具『サングラス』1

 私の家に、露出していた時の写真が届けられてから数日ーー私は普段通りの生活を過ごしていた。
 正直、もう人生が終わったような気持ちでいたために、喜ばしいことのはずなのに、気持ち的には拍子抜けだった。周りに自分の性癖が知られたということもなさそうで、いつもの日常がすぎていく。
 写真が確かに存在している以上、自分の妄想ということはないはずだ。確かにあの時、私を撮った人がいるのだけど、その人は一向に私の前に現れる気配も、なにかを要求してくる様子もなかった。
 宙ぶらりんの気持ちで過ごすのは精神的によくなかった。いっそ、その写真を撮影した人が目の前に現れてくれれば……と思ってしまう。けれど、実際そうやって現れられたら人生が終わってしまうのと同義だろうから、いまの方がいいのかもしれないけど……そんな風に考えては悶々とする日々を過ごしていた。
 いずれにしても、なにかしらの結果は出て欲しい。
 
 
 そんな風に悶々と過ごしていたある日、わたしは電車を乗り継いで遠くの町へ来ていた。
 相変わらず素肌の上にコートを一枚羽織っただけの姿だったけど、今回私はもう一つアイテムを装備していた。
 それは、目元を隠すサングラスだ。人は人を認識する時、目元でかなりの要素を決めていると聞く。それならば、こうして目元を隠してしまえば、素性が知れる可能性は激減すると考えられた。いまのいままでそれをしていなかったのは危険だったとしかいえないけれど、こうしてサングラスというアイテムを装備した以上、より過激な露出に挑戦してみたいと思うのは至極当然な思考だろう。
 そこで私は、確実に人に見られてしまうであろう露出に挑戦することにした。わざわざ遠くの町まで出てきたのも、それが理由だ。確実に見られてしまう以上、下手に住居から近いところで行動に起こすわけにはいかない。ある程度離れる必要があった。
 私はその目的の場所の近くまで来て、いまさらながら激しく心臓が高鳴っているのを感じていた。ここまでは春先にコートということ以外は不自然にならないようにつとめてきた。けれど、ここからは違う。
 辺りはすでに薄暗く、露出のために必要なシチュエーションは整っている。
 今回の計画はこうだ。コンビニの外でコートを脱いで裸になり、手に財布だけ持って店内に入る。そして雑誌、飲み物、おにぎりを買って外に出てくる。これだけのことだ。その三つを選んだのは基本的にこの三つがおいてある場所は店内をぐるりと一周しなければ取れないものだから。だけど、冷静にやっていけばそんなに長い時間はかからない。早ければ一分以内で出て来ることが可能だろう。仮に警察に通報されたとしても、その前に逃げ出すことが出来るはずだ。
 バカなことをしているとは思う。なんでそこまで考えて露出行為をしなければならないのか、頭の冷静な部分が自分を責めているのがわかる。けれど、どうしてもやめられなかった。
 私は元彼のせいでこういう性分になったと疑ってはいなかったけれど、ことここに至ってしまえばもう認めてしまわざるを得ない。私は露出という変態行為をして快感を得る変態であることを。
 それが元彼に植え付けられた性癖であるにせよ、そうでないにせよ、いまの私は確かに変態なのだと。
 認めてしまっていた。
 思い切って認めてしまったためか、私は少しは気持ちが楽になっていた。いまはただ、純粋に気持ちよくなることへの探求心しか自分にはない。
 私は周囲を見渡し、コンビニの中もこっそり確認し、タイミングを見計らってコートを一気に脱ぎ捨てた。
 
 
~続く~
 
 

露出七つ道具『サングラス』2

 脱ぎ捨てたコートを、同じく脱いだサンダルの上に置いて、コンビニの看板の裏に隠し、私は身体にサングラス、手に財布だけを持った出で立ちでコンビニの入口へと向かった。素足を通してコンクリートのざらざらした感触が感じられる。心臓がドキドキ跳ねまわってうるさい。頭に反響しているみたいで、いまにも意識が飛んでしまいそうだった。
 聞いた話じゃ、露出っ子の中には財布すら手に持たず、コンドームに入れた小銭を財布代わりにして身体の中に突っ込んで、会計の時にコンビニ店員にそれを取り出してもらうなんてことをする人もいるみたい。とてもそんなことを真似は出来ないけど、いつかはそんなこともしてみたいような、そんな危険な衝動があるのを、私は密かに感じていた。
 私がコンビニの入口の前に立つと、ドアが勝手に開いて大きな音を鳴らす。その音にリターンしたくなる身体をなんとか抑えて、私はコンビニの中に足を踏み入れた。
「いらっしゃいませー」
 やる気のないコンビニ定員の声が聞こえてくる。どうやら品出しをしているらしく、カウンターの中に店員がいなくて、すぐに見られることは避けることが出来たみたいだった。これは幸運だと思いながらも、どこか残念に思う気持ちも存在していて、私は顔に熱が集中するのを感じる。
(と、とにかくいまは計画を実行することだけを考えて……っ)
 こんなところでいつまでもじっとしているわけにはいかない。いつ誰が来るかもわからないし、遠目から見ても私の姿は丸見えのはずなのだ。何事かと集まって来られたらそれこそ大変なことになる。
 私はコンビニの中に入って、まずは入口脇の雑誌コーナーに近づく。そこは外から見える位置にあることが多く、この店も例にもれずにそんな場所にあった。雑誌が置いてる台でいくらかは隠れるとはいえ、外からは足先から頭のてっぺんまで丸見えだ。いまは中より外の方か暗いので、私の姿がガラスに映りこんでいた。サングラスだけを身に付けた裸の女の姿が見える。私はそれが自分自身だというのにぞくぞくとした興奮が高まるのを感じていた。
 自分から視線を何とか引き剥がし、買う雑誌を物色する。
(……ファッション誌……もおかしいよね。何も着てないのに)
 そんな風に考えてしまったからだろう。私の視線は成人向けコーナーに向いた。その中で、露出、というキーワードが含まれていた雑誌を手に取った。
(やっぱり……私が……いや……露出狂が買うなら、これよね)
 ドクンドクンと心臓が高鳴る。姿からしてアウトなのだけど、もうこんな雑誌まで買うなら、完全に変態でしかない。
 私は余計に高まる鼓動を感じながら、次の目的である飲み物を買うべく、店の奥へと向かった。
 ここではそんなに悩む必要はない。アルコールにしようかと思ったけど、いまさらお酒の力で酔うまでもなく、私は十分露出に酔っていた。
 だから普通のお茶を手に取った、のだけど。
 そこで予想外の、いや、予想はしていた事態が起きた。

 店の入り口が開いて、新しい客がコンビニに入って来たのだ。
 
 
~続く~
 
 

露出七つ道具『サングラス』3

 それは予想していたはずの出来事だったはずなのに、私は思わず身を縮めてその場にしゃがみ込んでしまった。
(うそっ、ほんとに入ってきた……っ)
 焦りが興奮を覚ましてしまう。こんなところでうずくまっていても意味がないというのに、私はすぐにその場から動き出せなかった。
 幸い、入ってきた人はさっき私がいた雑誌コーナーで立ち読みをし始めたようで、こちらに来る様子もこちらに気づく様子もない。
 ほっとすると同時に、このままだと店から出るときに絶対その人に見られてしまうことを悟る。
(元々、絶対見られるつもりだったけど……まさか、こんな……)
 見られる。見られてしまう。
 動揺で薄らいだ興奮が少し戻ってきた。その興奮に身を任せ、私は意を決して立ち上がる。さっきよりもずっと心臓がどくんどくんと高鳴って、自然と足を内股にしてしまう。
(だめ……っ、こんなんじゃ……!)
 私は意識して普段通りの姿勢を保つ。もちろん手で隠すのなんてもっての他。
 右手に雑誌、左手にペットボトルを持って、体の横に伸ばして、その位置を保つ。
 いま、私の体を隠すものは何もない。胸を張って、背筋を伸ばして、ふらつく足取りで店内を少しずつ移動する。
「はぁっ……はぁっ……」
 呼吸が荒くなって、その呼吸音で立ち読みをしている人に気づかれてしまうんじゃないかと焦った。店内にはBGMも流れているし、気付かれることはないだろうと思っても、意識してしまう。少なくとも自分自身の耳には十分うるさかった。
(残り……おにぎり……はやく……買わないと……)
 なんとか体を動かしておにぎりのコーナーに向かう。
 このとき私はすっかり忘れていた。
 最初店員がカウンターにいなかったわけを忘れていた。見えない位置で品出しをしているはずのコンビニ店員がいるはずの事実を。すっかり忘れていたのだった。
 コンビニ店員は、棚の角を曲がってすぐの位置、棚の下の方の品物を補充していた。棚の前にしゃがみこんで、手際よく商品を棚に入れている。
 そのとき、私は完全にその人のことを失念していて、まさか棚を曲がってすぐそこにいるとは思わなかった。完全に虚を突かれた。
「あっ……」
 思わず手で体を隠しそうになるのを咄嗟に堪えたけど、驚いた際に声が出るのは止められなかった。
 そのかすかだけど確かな声に、その人はもちろん反応する。

 何気なくこちらを向いて、その眼が私を捉えた。
 
 
~続く~
 
 

露出七つ道具『サングラス』4

 その店員は、一瞬何が起きたのかわからなかったみたいだった。
 目が軽く見開かれていて、体の動きは止まっている。完全に虚を突かれた状態だ。それはそうだろう。誰だって、いきなり目の前に裸の女が現れたらびっくりするに決まっている。
 店員は改めて「いらっしゃいませ」を言おうとしていたらしく、口を半開きにした状態で固まっていた。
 私は私で、いきなり見られてしまったことで身動きが取れなかったのだけど、彼よりも先に動き出すことが出来た。
 あくまでも何気ないふりをしてその彼の傍を通り過ぎる。何気ないふりをしているけど、心臓の方は破裂寸前の状態だった。いつ爆発してもおかしくないだろう。それくらい鼓動が速く、大きく、強くなっていて、体中が心臓になってしまったんじゃないかって思うくらいに心臓が暴れていた。
(……っ、くぁ……これ……が……っ)
 自分の望んでいたこと。人に見られるという最高の快楽。
 店員はどう感じただろう。変態が現れたと思っただろうか。迷惑な客だと思っただろうか。ラッキーと思っただろうか。警察に連絡しようと考えているだろうか。
 そんなことを考えるとますます興奮が高まってきて、頭の中が沸騰しそうなほどになっていた。足を前に踏み出しているのかすら定かじゃなくなるほど、私の意識はぼんやりとしている。
 私はほとんど惰性で、おにぎりのコーナーにたどり着く。種類なんて見てられない。適当に目の前にあったおにぎりを掴む。
(あっ……視線、感じる……っ)
 たぶんさっきの店員がこちらのことを見ているのだろう。背中にチリチリとした感覚があった。穴が空くほどとは言わないけど、よほど凝視されているのだろう。私はその視線を感じながらレジに向かう。
 レジの前に立つと、いよいよ自分を隠すものは何もなくなった。店内のどこからだって見えるだろう位置で私は店員が来るのを待つ。さっきの店員が放心してたらどうしようかと思ったけど、幸いすぐにレジに入ってきてくれた。正面に彼が立つ。
「い、いらっしゃいませー」
 学生バイトだろうか。大学生くらいの彼は、私の方にちらちら視線を向けながらも、職務を忠実にこなしていた。
 私はサングラスをかけていることを生かし、手元の財布をイジるふりをして、上目遣いでこっそり彼の様子をうかがった。彼は私の視線が財布に行っていると思ったのか、さっきよりもあからさまに私の方を見ている。その興味深そうな視線に、私は興奮の炎がさらに燃え上がるのを感じていた。
 もっとレベルの高い露出っ子なら、この上さらに彼に協力してもらってあからさまな変態露出プレイをするのだろうけど、いまの私には彼の視線から逃げないように達続けるだけで精一杯だった。
「745円に、なります」
 視線を、感じる。それがとても気持ちよかった。
 私はわざと小銭入れの中から小さなお金を探して、きっちり745円を支払った。少しでも長く彼の視線を感じていたかったからだ。
 袋に商品を詰めてもらっている間に、私は背後に人の気配を感じた。さっき雑誌のところで立ち読みをしていた人が私の背後に並んでいるらしい。不意打ちだったからこっちはその視線が気になってしまって気が気じゃなかった。目の前の店員は顔が見えているから戸惑っていることが確かだけど、後ろに立っている人はどういう顔をしているのかわからないのだから。呆れているのかもしれないし、嫌悪しているのかもしれない。それすらわからない人の視線が背中から向けられている。
 いきなり二人もの人に思いっきり見られてしまったことで、私はどうにかなってしまいそうだった。
 だけど、それで終わりじゃなかったのだ。
 またコンビニの入り口が開いて、

 ぞろぞろと、複数の男性が入ってきたのだから。
 
 
~続く~
 
 

露出七つ道具『サングラス』5

 まさかそんなに一度にたくさんの人がやってくるとは思わなかった。
 近くの会社の業務が終了したのか、それとも何か他に原因があるのかはわからない。けれど、それだけたくさんの人がやってきたという事実に、私は本気で狼狽してしまう。
(やばい、やばい……一番恐れてた状況に……!)
 私が一番気をつけるべきだと思っていたのは、複数の男性グループだった。一人でなら何もしてこないかもしれないけど、複数仲間がいると下手をすれば私を襲おうとするかもしれないから。
「……うぉ!?」
「どうしましたせんぱ……うぉう!?」
 私の姿を見て、入ってきたばかりの人たちが声をあげる。明らかに会社帰りと思われ、かっちりとしたスーツを身に纏っていた。
 その様子を見た私は、切り抜けられるかもしれないと感じる。至って真面目な会社員という感じだから、こっちが油断さえ見せなければ……厄介者に触れようとはしないはず。
 意を決して私は会計の終わった商品を手に取り、あえて堂々と彼らに向かって歩いていった。体を隠すことはせず、いかにも慣れた露出狂だとアピールするかのように、堂々と歩く。サングラスで顔はわからないはずだし、この対処がきっと正解のはずだった。
 案の定、入ってきたばかりの彼らは怯むばかりで、こちらに何かをしようとする人はいなかった。ただ、その視線だけが興味深そうに私の体を見つめている。その視線に感じてしまいながらも、私はなんとか彼らの横を通り抜けることに成功する。
 コンビニのドアを開き、急いで明かりの届かない裏側へ避難する。幸い、誰かが追いかけてくる気配はなかった。
(お、終わった……っ)
 どくんどくんと跳ね回る心臓を押さえて私は荒い呼吸を繰り返す。たくさんの人に見られてしまった。視線がいまでも私の体を撫でているようにも感じる。
(やばい……っ、もう、我慢出来ない……!)
 このままここでオナニーに興じてしまいたかった。このままここで、どこまでも高まりたかった。
 けど、ここでやっていたらさっきの人たちがやってくるかもしれない。速く逃げないと、せっかく何事もなく逃げられたのに、意味がなくなってしまう。
 私は自分の欲望にあらがいながらも、店の看板に向かう。私が脱ぎ捨てたコートとサンダルがそこにはある。それを回収して、速く逃げなければならない。
 けれど、それは叶わなかった。

 確かにそこに置いてあったはずのコートがなくなっている。

 心臓が凍り付く。私は夢なら冷めて欲しいという気持ちを込めてもう一度見てみたけど、そこにコートはなかった。
(うそ……っ、誰かに、持っていかれ……た……?)
 コンビニの中での露出に気を取られていて、まさかこんなことが起きるとは思ってもいなかった。最悪の事態に目の前が真っ暗になる。
(電車になんて乗れないし……このまま、家、まで歩いて……? 何時間かかるの……?)
 そもそも道なんてわからない。帰れるかどうかも怪しい。私はその場で気を失ってしまいそうなほど、絶望感に包まれた。人生が破滅していく感覚に包まれる。
 その時、ふと、サンダルの下になにやら紙が置いてあるのを見つけた。もちろんさっき私が脱いだ時にはなかったものだ。嫌な予感を覚えながらも、私はそれを手にとって見てみる。
(『露出狂の君にさらなる楽しみをプレゼントしよう。私の指示通りに動けばコートを返してあげよう』……やっぱり……いたんだ……)
 写真が郵便受けに投函された時からわかっていたことだけど、やはりあの写真を撮った人間がいた。そして、私の思っていた通り、その人がついに直接私に命令を下してきた。
 私は恐怖を感じながらも、さらに興奮が高まるのを感じた。どうしようもなく私は変態なのだと、まざまざと感じさせられた気分だ。
 観念した私は、手紙の続きに目を通す。

 そこには、私をさらに辱めるような命令が書かれていた。
  
 
~露出七つ道具 『サングラス』 終わり~
 
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