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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

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露出七つ道具『手錠』1

 顔もわからない誰かからの命令――それを私は実行せざるを得ない状況になっていた。
 コートを奪われて、何も着る物がない現状では、とりあえずはその誰かからの命令を実行してコートを返してもらわなければならない。
 だから、多少無茶なことでも実行しなければならないということはわかってる。
 けれどさすがにその命令をすぐに実行する勇気はなかった。
 私の脱ぎ捨てたサンダルの下に残されていた手紙には、こんな命令が書かれていた。

 『看板の裏にかけてある手錠を後ろ手にかけ、コンビニから真っ直ぐ南に降りた先にある公園に迎え』

 看板の裏に飛び出した釘に引っ掛けるようにしてその手錠はあった。
 まさか本物ではないと思うけど、かなり重くてがっしりした作りをしていて、容易なことでは壊れそうにない。
 鍵は一緒に置かれていなかったから、これをかけてしまったらいよいよ自分の力では外せないということだ。これを掛けるということは外してもらうために脅迫者とコンタクトを取らなければならないということだ。いまならまだ、なんとか自力で逃げることも可能かもしれない。けれど、それは分の悪すぎる賭けだった。
 こうして悩んでいる間にも、人が近くを通りかかるかもしれない。さっきコンビニ内ですれ違った人達が出てくるかもしれない。
 迷っている時間はなかった。


~続く~

露出七つ道具『手錠』2


 ふらつく足取りではろくにスピードが出せない。
 私は転ばないように細心の注意を払いながらも、少しでも早く前に進んでいた。ジャラジャラという鎖の音がうるさい。その鎖を手で掴むと少しはマシになった。
 ほっと一息を吐きながらも、安心している暇はない。とにかく急いで一歩でも前に進まなければならなかった。

 私は裸にサングラスとサンダル、そして、後ろ手にかけた手錠だけの姿で町中を歩いていた。

 結局、私はあの手紙を書いた謎の人物に言われる通り、後ろ手に手錠をかけてしまっていた。つけてから気づいたのだけど、手首に当たる部分には少し柔らかいスポンジみたいな物が仕込まれていて、手首が傷つかないようになっている。どうやらSMプレイ用の手錠のようだった。
 その手錠によって私は身体を隠すことも出来ず、背筋を伸ばし気味にして歩かなければならなかった。ちなみに、コンビニで買った商品などはもったいなかったけど捨てて来ている。財布も小銭のみを入れた安物だったので一緒に捨てた。指示が書いて合った紙も破いて捨ててある。
 つまり、私は本当にいま身一つに手錠をかけた状態で歩いている。
 本当はそこまでする必要はなかったのかもしれないけど、そうしてしまった。私は本当にバカというか、変態だと思う。
 思えば、こうして完全に全裸で町を歩くのは初めてかもしれない。なんだかんだでコートは着ていたし、脱ぎ捨てることがあっても、それはさっきのコンビニ内露出のように特定の場所の中だけで、こうして全裸のまま移動するということはなかった。
 そんな初めての全裸露出歩行が、まさか手錠をかけた状態で行うことになるとは思わなかった。
(うぅ……幸い、人通りはそんなにないみたいだけど……)
 向かっている方向は住宅街なのか、暗くなってからは一気に人通りが減るみたいだった。正直不審者が現れそうで怖かったのだけど、考えてみれば自分も明らかに不審者だ。住民などに見つかって通報されたりしないよう、周りを見渡し、聞き耳を立てながら私は歩みを進めた。
 カツカツと自分のサンダルが地面を叩く音がやけに大きい気がして、気が気じゃなかった。
(……痴漢に見つかったらどうなるんだろう)
 そんなことを考えてしまう。いま私は手錠を後ろ手にかけた状態で、抵抗が出来ない状態だ。全裸である以上、大声を出して人を呼ぶということも出来ない。
 痴漢に抱きつかれて、声も出せないまま、抵抗も出来ないまま、執拗に犯され続けるのだろうか。
 その想像をしてしまった私は、いまさらながらとんでもない行為を自分がしていることに気づかされてぞっとした。そんな風に犯されるなんてまっぴらごめんだ。
(早く……早く……っ)
 足を少しでも早く進めようとすると、バランスを崩して倒れそうになる。慌てて体制を立て直しつつ、私は急いで見えてくるはずの公園を目指した。
(けど……公園にたどり着いたとして……どうなるんだろう)
 コートと鍵がおいてあるんだろうか。それとも、脅迫者が現れた私を犯すんだろうか。
 出来ればこのまま私に干渉してくることなく、消えてくれればいいのだけど、そんなに甘くはいかないだろう。
 私は絶望的な気分になりながらも、身体の奥が火照るのを感じていた。本当に私の身体はどこまでも変態だった。こんな絶体絶命な状況でも興奮できるというのだから。
 そうしてようやく私は指示されていた公園にたどり着いた。
 公園に来て、どうすればいいのかと思ったけど、入り口の傍に白い紙がおかれているのを見て、慌ててその近くにしゃがみ込んで内容を確認する。
『公園の男子トイレに迎え』
 そこで待ちかまえているんだろうか。
 私はいよいよ脅迫者と対面することを覚悟する。後ろ手で取りづらかったけど、紙は回収して近くのゴミ箱に捨てておいた。もしもあれを知らない人が見て、男子トイレに来たら大変だ。
 公園の中は静かなものだった。木々のざわめきが不吉なものを感じさせる。
 ここの公園は割と広く、背の高い木が沢山植えてあるから視界は悪い。周りから見られる心配はないけど、夜になると鬱蒼としていたかなり危険な感じがした。
「……っ」
 生唾を飲み込んで、公園の中に入り、トイレを探す。
 生い茂った木々に埋もれるようにしてそのトイレはあった。一応定期清掃は入っているみたいだけど、どうしても汚れた場所であるという感じは否めない。
 私は周囲を警戒しながら、トイレの中に足を踏み入れた。外から見たイメージよりは綺麗な様子だった。小さな明かりが灯っていて、中を辛うじて見渡せる。こういうトイレには付き物の虫もいなかった。ちょっとほっとする。虫は苦手なのだ。
 私は意味もなく足音を忍ばせてトイレの中を歩き始めた。
 入ってそうそう、視界の端を人影が過ぎった気がして、思わずそちらを見て。

 鏡に映った自分自身の姿を見た。


~続く~

露出七つ道具『手錠』3

 白い肌をこれでもかと露出して、サングラスで目を隠し、後ろ手に回した両手を、無骨な手錠で繋がれている女。
 固くなった乳首をぴんと主張し、火照った身体を示すように肌は少し赤みがかっていて、あそこからは膝にまで到達する勢いでテカテカ光る愛液を垂れ流している。
 どこからどう見ても変態。
 変態としか形容できない姿。
「ふっ、く……あぁ……っ」
 ゾクゾクと快感が背筋を這い上がってきて、頭が痺れる。身体全体で淀んだトイレの空気を感じる。手が自由に使えたならば、ここで自慰を初めてしまっていてもおかしくない。
 鏡の中の自分に目が釘付けになっていた私は、ふと、その鏡が設置された洗面台の上にまたも紙がおかれていることに気づいた。
 今度はどんな命令が待っているのかと、その紙を確認する。
『奥から二番目の小便器で用を足すこと。立ったままで行え』
 場所の指定がトイレだったから、そう言われると覚悟していたけど、いざ言われると、改めて心臓が鼓動を立て始める。
「……ここで……? しろって……」
 男の人がやるように、立ちションをしろというのだろうか。女の私に対してひどい命令だった。
 それでもいまの私に命令を無視する選択肢はない。私は奥から二番目の小便器に近づいた。どうして奥から二番目と指示があったのか不思議だったけど、よくよく観察してみると、明らかに公園にあるような小便器には似つかわしくない機械がその小便器には設置されていた。
 それは、どうやら小型カメラのようだった。それによって私の痴態を撮影しようという魂胆なのだろう。また脅しに使えるような材料が増えてしまうのかと想ったけど、もはやそんなことを考えても意味はない。すでにもう遅い。
 だから、私は素直に小便器に近づき、男の人がそうするように仁王立ちになって腰をそれに向けて突きだした。
 そして、力を込めて、放尿をし始める。
 ここまで全裸で移動してきたせいか、その勢いは中々のものだった。一本の線になって放出した尿が小便器へと注がれていく。
「ふああ……」
 排泄の快感はいつだってあるけども、露出しながらのそれの開放感はかなりのものだった。気持ちよすぎて想わず声が出てしまう。
 案外うまく出来たと想うけど、出し続けるに従って尿は勢いを失い、最終的に私の足を伝って床に向かって垂れ落ちる。
 ちょっと気持ち悪い。拭ってしまいたかったけど、後ろ手に拘束されている状態じゃそれもままならない。
 これで一応指示は終わったはずだけど、次はどうすればいいんだろうか。さっきの紙をもう一度見てみたけど、そこにはそれ以上のことは何も書かれていない。
「……どうしよう」
 他に指示が書かれた紙がないかと探してみる。すると、一番奥の個室の壁に紙が張ってあった。指示があったことに少し安心する。
 指示があったことに安心するなんて、ちょっとなんだか微妙な気持ちになるけども。
 とりあえずその指示に目を通した。
『トイレ内で待機すること』
 その指示を理解して、私は少し顔をしかめた。
(待機しとけって……こんなところで?)
 垂れ流してしまった尿をふき取ることも出来てないからかぶれそうだ。何より誰が来るかもわからないところでそんなに長時間待たされるとは想っていなかった。
(どうしよう……手は自由にならないし……)
 もしも手が自由であればオナニーでも出来るけど、後ろ手に手錠をかけている現状ではそれもままならない。
(でも……従うしかないよね)
 手錠を外さないといけないし、コートも返してもらわないといけない。
 私はとりあえず待ってみることにした。どれくらい待てばいいのかわからないけど、そんなにものすごく長時間、ってことはないはずだと信じる。立ちっぱなしというのも疲れるので、洋式便器の蓋の上に腰掛ける。比較的綺麗で助かった。
 数十分は経過した頃だろうか。
 不意に、トイレの外で大きな音がした。嫌な予感を覚えた私は、咄嗟に個室のドアを音を立てないように閉めかけて、やめた。ドアの影に隠れて外から見えないようにする。
 その数秒後、どやどやとやかましく、数名の男の人がトイレに入ってきた。


~続く~

露出七つ道具『手錠』4


「あー、やばい漏れる漏れる」
「ビールの飲み過ぎっすよー、やっさん」
 酔っているのが明らかな陽気な声で、男の人たちが騒がしく言葉を交わしながら用を足し始める。
 扉の影に隠れた私は、必死に息を殺さなければならなかった。
「にしても毎度接待ばっかで大変だよな」
「やっさんはお酒好きだからいいじゃないっすか。俺なんて苦手なのに飲まされて大変なんすからねー」
「このあとどうしますー? 二次会行きます?」
「キャバクラでもいくか? 何ならもっとやばいところでもいいぞ!」
「いや、さすがにやばいっしょ!」
 げらげらと品無く笑う男の人たちの会話が恐ろしい。もしも裸の女がいるってことに気づかれたら……それは、想像するのも恐ろしい。回されてしまうんじゃないかと想ったらあそこが熱くなるのを感じた。
(……っ! れ、レイプ願望なんてないはずなのに……!)
 私は自分自身の身体の反応に戸惑う。飛び出して見てもらいたいという欲求が膨れ上がるのを感じていた。それを理性で必死に押さえつけながら、私は男達の会話に耳を澄ます。
「いっそ、その辺に女落ちてないかなー」
 どんな会話の流れだったのか、いきなりそんなことをいう男がいて、私は真剣にビビった。心臓が締め付けられるほどの恐怖を感じる。
「何言ってんだおまえ」
「だってそうじゃないっすか? 駅前で痴女騒ぎがあったこともあったじゃないですか」
「あー、なるほどなー。でもそんな痴女なんてやりマンだろうし、俺は見つけたとしてもやりたくないけどな」
「俺はそういう女の方が燃えるなー。いねえかなそのへんに」
 まさにその辺にいる私は生きた心地がしなかった。
 ドアを閉めなくてよかった。もしもドアを閉めていたらあからさまにそこに誰かいるってことになって、酔っぱらい特有のノリで絡まれていたかもしれない。

 どんどんどん、と個室のドアがノックされる。
「入ってるのは誰ですかー」
 げらげら笑う男達。私は答えることが出来ない。答えたら声で女がいるとわかってしまうからだ。
「答えがねーなー。鍵しまってるよな?」
 どん、とひときわ大きな音がして、天井にあった隙間から男が顔をのぞかせた。
 目と目が、合う。
「きゃあああ!!」
 想わず悲鳴をあげてしまってから、それが致命的な間違いだったことに気づく。
「うわっ、まじで!? ほんとにいたよ痴女!」
「え? まじかよ!」
「おい、もう鍵壊しちまえ!」
 所詮公園のトイレの鍵程度、男達が本気を出せば簡単に破壊されてしまった。
 ドアを押しのけて、男達が迫ってくる。
「いやあああ!! 来ないで! こな……むがっ」
 男達の手が私の口を無造作に押さえる。
「おお、中々いい女じゃねーか」
「おいおい、見ろよこの女! 手錠なんかしてるぜ!」
「マジモンの変態じゃねえか!」
「裸で男子トイレにいたってことは犯されたかったんだろ?」
「安心しろよ、俺達が朝まで可愛がってやるよ!」
 そしてろくな抵抗も出来ないまま、私は男達に――

 大きな水音がして、私は我に返った。
 どうやら洗面所で手を洗っていったらしい。男達の声が遠ざかっていく。


~続く~

露出七つ道具『手錠』5

 ほっと一息ついたところで、突然ぞわりと快感がわき上がってきた。緊張がほぐれて、自然と堪えていた快感が噴き出したみたいだった。
 腰ががくがく震えて、潮らしきものを噴き出してしまう。
「あ、あ、あ……っ」
 まさかこんなに感じるとは想っていなかった。私は実際に身体には触ってないのに、まるで男達によって体中をまさぐられてたような、そんな気分だった。私はトイレの個室の壁に、乳房をこすりつける。ざらざらとしたその表面の刺激はとても強いものだった。直接触ることが出来ずに不十分な刺激しか与えられなかった私は、その刺激を求めて一心不乱に乳房を壁にこすりつける。
「ふぁっ、あっ、ああっ、ひゃんっ」
 もう声を堪えることも出来ず、私は首をのけぞらせて声をあげる。それでもやはり、胸の刺激だけで行くことは出来なかった。
 もどかしい想いだけが募る。
 ふと、目をあけたとき、私はそれと目が合った。それが何なのかを理解して、凍り付く。
 監視カメラのようなものが、その個室には設置されていたのだった。ちょうど個室全体を映し出せるような位置に、カメラはあった。
(あ……うそ……っ。いまの……撮られ……)
 おしっこをしたときの映像とは訳が違う。あれはあくまで謎の男からの命令でしたことだ。けれど今回の映像は、完全に自分が勝手に高ぶって、勝手に行ったオナニーの映像だ。
 その恥ずかしさは比べものにならない。
 私が思わず硬直していると、明るいフラッシュが炊かれた。
「ひっ!?」
 想わず身体を縮ませながら、私はフラッシュが光った方をみる。
 そこには、いつのまにかトイレに入って来て、カメラを構えている男の姿があった。
「……いい絵が取れました。全く、そこまでサービスしてくれるなんて、あなたはとても変態さんですね」
 カメラを降ろし、笑うその人の顔には見覚えがあった。
 私の隣の部屋に住む男性だ。私の脳裏に、その人が最初『風邪を引かないように』とわざとらしい言葉を残していたことを思い出す。
「あ、なた、が……」
「ええ。私です。あの写真、綺麗に取れていたでしょう? ずっと前から知ってはいたんですけどね。というか……あなたの彼氏から誘われたこともありましたので。当時はあまり関わりたくなかったから適当な理由で逃げましたけど。彼も亡くなってしまいましたし。どうせならいただいちゃおうかと思ってね」
 にっこりと笑みを浮かべて、隣人は笑う。
「さて、私の言うことを聴いてもらいましょうか。ああ、もちろん嫌とは言わせませんよ。わかっているとは思いますが」
 カメラをこれ見よがしに翳して見せる。

「露出狂の変態さん」
 
 私は地獄の日々が再び始まるのを、別世界の話のように呆然と感じていた。
 

~露出七つ道具 『手錠』 終わり~
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