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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

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露出への共感1

 これから、ちょっとだけ露出してみない?

 そのエミリさんの言葉が、頭の中で反響する。私はその言葉を理解出来なかった。いや、理解はしているはずだったけど、頭がそれを理解することを拒否していた。
 じっと数秒ほど私は固まって、それからようやくその意味を理解し、そしてその意味がわかると同時に、顔に血が昇ってくるのを感じる。
「……っ」
 嫌です、と応えようとした。少なくとも私の理性はそのつもりだった。
 けれど、言葉は喉の奥で絡まって、形にならなかった。
 エミリさんが、私に顔を寄せて来て、優しく囁く。
「るみなちゃん、自分は露出になんて興味はないって思ってるでしょ?」
「……あ、当たり前です」
 詰まっていた喉が通って、辛うじてそう応えることが出来た。それが私の真実だと思っていたからだ。私は興味はないと応えたのに、まるでエミリさんは気にすることなく、自信を持った口調で言う。
「それなら、一回くらいしても、気持ち悪いだけで終わるわよね?」
「……!」
「どうかしら? ちょっと性質の悪いのに絡まれたと思って、一度だけ付き合ってみない?」
 それは、まるで悪魔の囁きのように。
 私の耳の中に入り込んで来た。
「もし、あなたが一度だけ私と一緒に露出してくれるのであれば、私はもうなにも言わない。コートも受け取って帰るし、二度と会うことはなくなると思う」
 じっとりと、それは耳朶に絡んだ。
 そしてエミリさんのその提案は、私にとって、とてもいい免罪符になったのだった。
 一度ならいいか。一度やってみてしまえば、きっとこのもやもやとしていたものがなくなって、すっきりするはずだと。
 もう二度と、下らないことで迷わなくても済む。
 私はそう考えてしまった。すでに『一度だけ露出するところを見ていて欲しい』と言われて、それで終わらなかった事実も忘れて。
「…………いち、どだけ、ですよ」
 声は不自然に掠れて、届いたのかどうかもわからなかった。
 けれど、エミリさんには届いていたようだ。
 エミリさんの笑みが、深くなったから。

露出への共感2

 露出をすることになってしまった。
 やってしまった、という感覚はあった。いまからでも止めるべきじゃないか。もしも人に知られたら。
 そんな不安が渦巻き始めるのをわかっていたかのように、エミリさんが優しく肩を抱いてくる。思わず身体が震えた。
「大丈夫。急に全裸になれとか、そんな無茶は言わないわ」
 肩を軽く撫でられながら放たれたエミリさんの言葉に、思わずほっとした。
 けれど、それと同時に疑問が湧く。何となく露出=全裸のイメージがあったから、全裸にならなくていいと言われると、じゃあどうすればいいのか想像が出来ない。
 エミリさんは、その疑問に応じてくれた。
「一口に露出って言っても、色んなやり方があるの。中には露出なのかどうかわからなくなるような物もあるけど、それは人の捉え方次第だしね」
 にっこりと、まるで私を安心させようとしているかのような笑顔だった。
「……じゃあ、どうすればいいんですか?」
 エミリさんに尋ねると、彼女は無言で私の身体を指差した。正確には、スカートを履いた下半身を。
「ノーパン、ってしたことある?」
 私は一瞬その言葉の意味を捉え損ねた。そして、すぐに理解して顔が赤くなるのを感じる。
「あ、あるわけないでしょう!?」
「あら、そうなの? 人生で一度くらいはノーパンってやるものかと思ってたけど」
 普通はない。たぶんエミリさんも冗談のつもりだったのだろう。すぐに「ごめんごめん」と謝って来た。
「水着を着て学校に行って、換えの下着を忘れるとか、雨の日に転んで下着まで濡れて脱がざるを得なくなるとか、そういう意味で言ったんだけど」
「……そんなの、あり得ないですよ。普通は」
 漫画じゃあるまいし。仮にそうなってもノーパンで過ごすよりもっと普通に対策は打てる。
 話が逸れたことを感じたのか、エミリさんは改めて話を戻した。
「まあ、要はそういうことよ。ルミナちゃんには、ノーパンになって貰って、暫く私と散歩してもらうわ」
「……暫くって、どれくらいですか?」
 一応聞いておかないといつまでも伸ばされかねない。
 するとエミリさんは意外な答えを返して来た。
「ルミナちゃんがダメだと思った時まででいいわよ。五分でも十分でも、ルミナちゃんがもうだめと思ったらそこで終了しましょう」
 その提案は意外だった。それはつまり、私が自由に終了時間を決められるということだ。
 究極、脱いですぐダメと言ってもいいのだ。さすがにそれはやりすぎだとしても、比較的すぐに解放されるかもしれない。
「……わかりました」
 私は意を決して頷く。
 そして、次のエミリさんの言葉に固まった。
「じゃあ、ここで脱いで?」

露出への共感3

 そうエミリさんが「ここ」と示したのは、公園のベンチだ。
 当たり前だけど、ベンチの周りに遮蔽物なんてなく、周りからは丸見えだ。
「……え?」
 聞き間違いかと私はエミリさんの顔を窺う。エミリさんは楽しげな笑みを浮かべていた。
「ここで脱いで?」
「む、無理です!」
 咄嗟にそう答えていた。実際無理だ。
 けれど、エミリさんは全く動じない。
「大丈夫。ショーツを脱ぐだけなら、誰にも気付かれないわよ。人の通りもいまは少ないし」
「で、でも……」
 私は周囲を見渡す。人が通りかかってくれれば、固辞する理由になったのに、こんな時に限って人っ子一人いなかった。
 元々利用者が少ない公園ではあるけど、それにしたってタイミングの悪いことだった。
 私が躊躇っていると、エミリさんが不意に立ち上がる。
 そして、スーツのスカートの中に手を入れたかと思うと、するっとショーツを脱いでしまった。
 あっけに取られている私の前で、エミリさんは片足ずつあげて足からショーツを抜き、脱いだショーツをクルクルと丸めてポケットの中に入れてしまう。
「ね? さっとすればこれくらいの時間で脱げちゃうのよ?」
 都合十秒もかかっていない。もっと早いかもしれない。
 だから。
「だから、大丈夫よ」
「は、はい……」
 私は思わずそう頷いてしまった。
 エミリさんが私の腕を取って立ち上がるように促す。思わず立ち上がった私と入れ違いに、エミリさんは再びベンチに腰掛けた。
「さぁ、どうぞ」

露出への共感4

 どうぞ、と促されはしたものの、私は暫く動けなかった。
 エミリさんの視線はちょうど私の腰辺りになっている。脱ごうとした時に見えるか見えないか絶妙な高さだった。
「……あの」
「なに?」
 見られているのが恥ずかしい、と言いたかったけど、エミリさんが何気ない感じで足を組む動きに、思わず言葉を呑みこんだ。
 非常に何気ない調子でエミリさんは足を組んだけど、現在エミリさんはノーパンだ。その感覚を想像して、思わず顔が熱くなる。
 いまから、その想像が想像じゃなくなる。私はごくりと唾を呑みこんだ。
「……あんまり、見ないでください」
 そう言いつつ、私はスカートの中に手を入れる。けど、周囲から誰かきていないか気にしながらだと、中々踏ん切りがつかなかった。
 進むことも戻ることも出来ず、私は躊躇って時間ばかりが進む。エミリさんの言う通り、早くしなければ誰か来るかもしれないのに。
 私が動けずにいると、エミリさんが含みのある笑顔を浮かべた。
「ルミナちゃん、私が周囲を見ているからその間に脱いだらいいわ。エミリちゃんは脱ぐことだけに集中すればいいから」
 そういってエミリさんは周囲を見渡す。
「うん、いまも誰も来てないわ。ほら、早く」
 促されて、私は小さく頷く。
 エミリさんが周囲を見てくれているということは、エミリさんの視線は私に向いていないということだ。
 それなら見られる恥ずかしさも少しはマシだと感じる。
 私はエミリさんが周囲を見渡しているタイミングに合わせて、スカートの中でショーツに指をかける。
 そして、それをぐいっと下にずり下げた。ゾクゾク、っと背筋を妙な感覚が走る。
「ふ……ぁっ」
 下半身から感じる妙な感覚に、私は思わず変な声が出てしまう。
 とにかく脱いでしまわなければならないと感じた私は、そのままショーツを膝の高さくらいまでずり下げた。
 その時、エミリさんが口を開く。
「あ! 人が来たわっ」
 心臓が、爆発するかと思った。

露出への共感5

 その時、私はすぐにショーツを履きなおせばよかったのだけど、エミリさんの絶妙な声かけがそうさせてくれなかった。
「早く脱がないとみられちゃうわよ!」
「ひっ……」
 その声に慌てた私は、脱ぎかけていたショーツを足先までずり降ろし、片方ずつ足を抜こうとして、思いっきり引っ掛けてしまった。
「わっ、ひゃっ、きゃぁっ!?」
 焦る私の身体はふらふらと揺れて、そして、そのまま地面に倒れそうになる。
 その私を、エミリさんが力強く支えてくれた。
「大丈夫?」
 落ち着いた調子で話しかけてくるエミリさん。私は慌てて頷いた。
「だ、大丈夫です! それより早く……!」
「焦らなくて大丈夫よ。こっちには来なかったから」
 そうエミリさんに言われて、私は周囲を見渡した。確かに、こちらに近づいてくる人は誰もいない。視界内には人影はなかった。
 思わず安心した私は、ほっと息を吐く。
 エミリさんは再びベンチに腰掛けた。
 私は自分の足元を見て、くしゃくしゃになったショーツを見つける。
「あ……っ」
 引っかかってしまったせいでかなり強い力がかかったのか、伸びきってしまっているし、踏んでしまったらしく、土塗れになっていた。
「あら……ダメになっちゃったわね」
 エミリさんは苦笑を浮かべる。私は慌ててエミリさんからショーツを隠すために、地面に落ちたそれに向かって身体を折り曲げる。
 その時、私はスカートの裾から風が吹き込んで来て、その異様な感触に肩を震わせた。
(うわ……っ、ちょ、っと、待ってよこれ……っ)
 ショーツを一枚身につけていないだけなのに、頼りのなさが半端ない。風が直接股を潜って抜けて行く感触が異様に鋭敏に感じられた。
 私は思わずスカートを手で抑えて、少しでも外気がそこに触れることを避ける。
「あら、どうしたの?」
 そんな私に向けて、エミリさんが問い掛けてくる。誰よりも感覚はわかっているであろうに、すっとぼけるエミリさんは嫌な笑みを浮かべていた。思わずむっとして、正直に言えなくなった。
「……なんでも、ないです」
 こういうムキになってしまう性格は直さなければならないと思っているのだけど、中々そうは出来なかった。
 私は片手でスカートを抑えながら、地面に落ちたショーツを拾い上げる。それを畳んで、鞄の中にしまう。
 エミリさんがベンチから立ち上がった。エミリさんも私と同じようにノーパンで、同じ感覚を感じているはずなのに、全くそれを気にしている様子はない。
「それじゃあ、行きましょうか」
 エミリさんが手を伸ばして、有無を言わさず私の手を取った。そして、歩きだす。
 私は思わず、エミリさんに声をかけていた。
「え、エミリさん……」
 片手が鞄で塞がっている以上、もう片方の手を握られると、スカートを抑えることが出来ない。歩くたびにスカートが揺れて、頼りない感覚に思考が痺れる。
 エミリさんは全く気にせず、速足くらいのスピードでどんどん先を歩いて行く。
 私は鞄を持っていて不自由な手を使って、出来る範囲でスカートを抑えつつ、エミリさんのあとを突いて必死に歩いた。

~続く~

露出への共感 まとめ

『露出への……』シリーズ第六章『露出への共感』のまとめです。
続きを読むからどうぞ。
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Author:夜空さくら (旧HN:黒い月)

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