FC2ブログ

黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

露出旅行記 505号室編 1

 いきなり人と接触するようなことは無理。
 そう思って、私はこちらの道を選んだ。
 だっていくら浴衣を着ているからといって、ノーブラは明らかに不自然に見えるだろうし、フロントの人と絶対に会話をしなければならない。
 そんなことはできない。少なくとも、一人では。
 だから私は部屋で待っていることを選んだ。全裸でも部屋の中にいる以上は安全だ。
 なにも着るものがない場所で待つなんて、これまでの露出プレイの中でしてきたことだし、それを考えればもっと簡単だ。
 だからこそ、エミリさんは提案をしてきた。
「ただ裸で待つなんてつまらないでしょ? だからね……」
 エミリさんは私の背後に回り込みながら、笑顔だった。

「軽く、縛るわね」

 え、と思った時には、私は両手を後ろに回され、そこに帯が巻き付いていた。エミリさんはあっという間に私の両腕を重ねた状態で固定してしまう。そういう用途で使われることを想定していないはずなのに、私の腕は固められたように動かなくなっていた。
 まるで帯を使った拘束を以前にもしたことがあるみたいだ。
 さらにエミリさんは私を背もたれつきの座椅子の上に座らせると、余った部分の帯を使って、後ろから肩を経て左右それぞれの膝裏をひっかけるようにしつつ、背中で結んでしまった。
 要は、私はM字開脚の状態を強制されてしまっていた。
 椅子は窓の方を向いているため、視線の角度的にあり得ないけど、外から見たら大開帳している私の姿が見えるはずだった。
 見られないと理解しているけど、恥ずかしい。かすかに身をよじったのが伝わってしまったのか、エミリさんが軽く笑いながら、後ろから手をのばしてきた。
「エミリさ……ひゃっ!?」
 エミリさんは、私の胸に軽くさするようにして触れてきた。その柔らかな触り方に思わず変な声がでてしまう。振り払おうにも、縛られている状態ではそれもできない。
「うふふっ。ルミナちゃん、可愛い」
 今度は鎖骨のあたりをなぞるように撫でられて、ますます身体が震えてしまう。
 なのに、エミリさんの指先が離れていくのを私の心は少し寂しい思いを覚える。
 そんな私の気持ちを手に取るようにわかっているのか、エミリさんは優しくほほえんだ。
「すぐ戻るわ。自分で触れなくて物足りないかもしれないけど……もどかしい思いもまた、いいものよ」
 そう私の耳元で甘く囁いてから、エミリさんは私から離れていった。
 座椅子の背もたれは大きくて、私はエミリさんが離れていくのを足音だけで判断するしかなかった。
 ドアが開いて閉まる音がして、そして部屋の中は静寂に包まれる。
 部屋には、私だけが残された。恥ずかしいところを外に向けてむき出しにして、隠すこともできないまま、私はエミリさんの帰りを待つ。



この話は「露出旅行記 到着~入室」で、ルミナがフロントに行くのではなく、部屋に残ることを選んだ場合のパターンです。
いわゆるパラレル設定のような感覚でお楽しみいただければ幸いです。

今シリーズ「露出旅行記」ではこのように複数の選択肢、複数の過程、複数の結末を描けたらと思います。
二人が色んな露出を楽しむだけで、例えばプレイに失敗してバッドエンド……みたいなことにはならない予定です。
ノベルゲームとかではないので^^

露出旅行記 505号室編 2

 後ろに回した腕のせいで、私は必然的に少し胸を逸らさなければならなかった。
 それがまるで自分から胸を突き出しているように感じられて、顔がかあっと熱くなる。そもそも、M字開脚なんて、日常生活ではほとんど取らないような格好で動けないのだから、恥ずかしさは倍増だった。
(うぅ……エミリさん、早く帰ってきて……)
 フロントに行って鍵を預けて、帰ってくるだけなのだから、普通に行けば十分もかからないはず。
 けど、私はエミリさんが普通に行って帰ってくるわけがないことをよく知っていた。
 寄り道は当然するだろうし、もっと時間のかかることもするかもしれない。私はその間、いつ帰ってくるかもわからないエミリさんを待って、こうしていなければならない。
 勝手に呼吸が荒くなる。何も触られていないし、誰にも見られていないのに、勝手に身体が火照って熱くなる。胸の先で乳首が硬くなるのを感じた。
 不意に、少しだけ強く風が吹く。
「っ……」
 敏感になった身体は、その僅かな空気の動きですら、鋭敏に捉えて快感に変換してしまう。
 けれど、所詮風は風。刺激というにも頼りなくて、余計に悶々としてしまうだけだった。
 帯に縛られた自分の手がもどかしい。本気で暴れれば外れそうな気はしたけど、無理にそうして身体に痕でも残ったら大変だ。
 私は仕方なく、溜息を吐きながら下を向く。そこにはあられもない格好で股間を晒した自分の身体があった。
 自分の身体は赤く火照っていて、まるでそれこそ温泉にでも入って来たみたいだった。あそこの辺りからは甘い疼きが広がっていて、私の全身と頭を痺れさせる。
「はぁっ……はぁっ……」
 私は自然と荒くなる呼吸を耳で聞きながら、少し腰を浮かせてお尻を回すように座イスの座面に擦り付ける。
 じわじわとした甘い刺激が生まれた。風に比べれば強い刺激。けれど、私が満足するにはあまりにも小さな刺激にしかならなかった。
 腰を回すようにして蠢かせる縛られた全裸の女。
 そんな自分の姿を脳内で思い描いて、死ぬほど恥ずかしくてみっともないと思うのに、それに反して身体は止まってくれなかった。
「……あぅ……」
 早くエミリさんに帰って来て欲しい。帰って来て、この拘束を解いて欲しい。いや、拘束を解いてくれなくても構わない。私のあそこに触れてくれれば、それで構わない。
 私はエミリさんが帰ってくるまでの辛抱だと思いつつ、動く身体を止められなかった。
 イキたいのにイケない。そんなもどかしい時間がどれくらい過ぎた頃だったかはわからない。
 あそこから熱いものが滴りそうなhどに濡れたそこのことを自覚した時だった。

 部屋のドアが小さく二回、ノックされたのは。

露出旅行記 505号室編 3

 あまりの動揺で心臓が止まりかけた。
 いや、数秒くらいは止まっていたかもしれない。それくらい衝撃だった。
(えっ、えっ、どうして?)
 エミリさんが帰ってきたのかと思ったけど、いくらなんでも早すぎる。それに、エミリさんならノックする必要なんてない。
 そういえばエミリさんが出て行った時、鍵を回す音はしていなかった。つまり、エミリさんは鍵を開けっ放しで行ったということだ。
 だから、当然誰かが入ろうと思えば、入れる。
 ガチャリ、とドアが開く音がした。私は混乱する頭を抱えながら、これがエミリさんであることを祈る。エミリさんであると信じたかった。
 こちらから声をかけるべきか、それとも声をあげずにいるべきか、それすらわからない。
 ミシッ、ミシッと歩く音。この部屋は和室だから、その足音からは特徴が読み取れない。これがもしフローリングの部屋だったら、裸足のエミリさんの足音はよくわかったはずだ。
 近づいてくるのか来ないのか。それにまずは集中する。
 足音は私の方には来なかった。その時点で私は嫌な予感をさらに覚えた。まさか、泥棒だろうか。泥棒だとしたら、大変だ。
 全裸で、しかも抵抗出来ないように縛られた私がいることに気付いたら、それこそ最悪の結果さえ予想出来る。こんな格好では襲われた時に助けを呼ぶことも出来ない。
 いいように犯されるだけ。
 その想像は、思った以上に私に衝撃を与えた。背筋に得体のしれない電流のようなものが走って、口から声が漏れそうになる。
「……ッ!!」
 派を食いしばって、声が漏れないようにこらえた。エミリさん相手でもこんな声を聞かれるのは恥ずかしい。
 部屋に入ってきた誰かは、押し入れをあけてなにかしているようだけど、相変わらずいるのはわかる。
 座イスの背もたれが丁度いい遮蔽になってくれているけど、ちょっとこっちに踏み込めば私の姿が見えてしまうだろう。
 私は可能な限り背もたれに隠れるようにしつつ、必死に声を殺していた。
 けれども、自分の想像で高まった快感は抑えることなんて出来なくて、収まるどころかむしろ強まるばかりだった。
 見つかったら、気付かれたら、犯されたら、なんて想像が頭の中をぐるぐる回って、おかしくなりそうだ。
 どくんどくんと波立つ心臓がウルサイ。
 そして。
「…………ぅぁっ」
 ついにこらえきれなかった私は、微かに声を漏らしてしまった。部屋の中で動いていた誰かの動きが止まる。確実に、気付かれた。
 でもまだエミリさんの悪戯であると言う可能性は捨てきれなかった。むしろそうであって欲しいと、心の中で願った。
 けれど、現実はそう甘くなかった。
「すみません。起こしてしまいましたか?」
 気遣いを声に滲ませた、その言葉は、エミリさんの声で紡がれたものじゃなかった。

露出旅行記 505号室編 4

 高く鳴り響く心臓の音を聞きながら、私はどうすべきか考える。
 動揺と混乱する頭ではろくな考えが出るわけもなく、私はろくな考えもなしに口を開いていた。
「……い、いえ……あの……」
 とにかく、どうしてその人がこの場所にいるのか聞かなければならない。
 そう聞きたかったけど、声は形になってくれなかった。
 相手は私がいま起きたと思っているのか、続けて声をかけてくる。
「お連れ様に、枕の具合が悪いから変えて欲しいと……」
 その言葉を聞いて、この状況がエミリさんの計らいであることを知る。
(何考えてるのエミリさん……!)
 もしちょっとでもこっちに来られたら、気付かれてしまうのに。こんな変態プレイをしているなんて知られたら、それこそ旅館から追い出されてもおかしくない。
 毎度思うことではあるけど、エミリさんはギリギリを攻めすぎだと思う。
「そ、そう、だったんですか……っ」
 でも、だからこそエミリさんの思惑通り、私はさらに興奮が高まるのを感じていた。相手はまさか私が全裸であるなんて思っていないだろう。真面目に仕事をしに来ているだけだ。
 そんな人の傍で、私は全裸でしかも軽く縛られてさえいる。
 この背徳感と興奮はこういう露出をやったことのある人にしかわからないだろう。
 従業員さんは私の状況に気付かないまま、おそらくエミリさんのただの口実であろう枕の問題を探しているようだった。
「具合の悪い枕ですが、どれのことなのでしょう?」
「そ、それは……えっと……」
 どう応えるべきか、私は本気で困った。具合の悪いも何も、別にそういうものがあるわけじゃないだろうからだ。
 迷っている暇もない。従業員さんが枕を持って私の方にやってこないとも限らないからだ。
「両方、です。両方、換えてもらえませんか?」
「両方……ですか? かしこまりました」
 どう見ても異常は見当たらなかっただろう。けど、お客さんがいうからには従うしかない。
 少し申し訳なくおもいつつも、これでなんとか槍過ごせたと少し安堵した。
「では、失礼いたします」
 足音が遠ざかっていく。音からして恐らく入口のところまで移動したようだ。
 私は気付かれずに済んだと、安心して背もたれに体重をかける。
 それが、よくなかった。
 座イスはしっかりした作りではあったけど、残念ながらその体重移動に耐えられるような仕組みはしていなかった。
 もっというなら、私が中途半端な体勢だったせいで、重心がおかしくなっていたこともあるんだと思う。

 あっ、と思った時にはすでに遅く、私は座イスごとひっくり返ってしまった。

露出旅行記 505号室編 5

 そんなに大きな音はしなかったと思う。けども、どちらにしても気付かれたことに変わりはなかった。
「お客様? 大丈夫ですか?」
 幸い、すぐにこちらが見える位置にはいなかった。心配そうな声が、入口の方から飛んでくる。
 私はさっきにも増して跳ねまわる心臓を堪えつつ、なんとか従業員に向かって声を張った。
「だ、だいじょうぶです!」
 声がところどころ裏返って、変な声になったけど、そんなことに構っていられない。とにかく彼女がこちらに来ないように、取り繕うしかなかった。
 声で安心させられなかったのだろうか。従業員さんがこちらを窺っているのがわかる。
 私は緊張で乾く喉に唾を呑みこみつつ、相手の動向を窺う。潰れたカエルみたいな恰好でひっくり返っているいまの姿を見られたら、言い訳なんて立たない。というか、そもそも恥ずかしすぎて死ねる。
 彼女がこちらに来ないことを祈る。
 そして私は、そもそもの間違いに気がついた。
「……では、すぐ換えの枕をお持ちしますね」
「はひっ!?」
 思わず声が裏返る。従業員さんが去っていったけど、私は欠片も安心なんて出来なかった。
(戻ってくる……戻ってきちゃう……!)
 私はすっかり忘れていた。彼女はそもそも枕を換えに来たのだから、当然換えの枕を持って来るに決まっている。
 普通ならその時間が出来れば、体勢を立て直すのくらい簡単だ。けれども、いまの私は拘束されている状態。
 次にあの従業員さんが部屋に入ってきたら、終わり。
(え、エミリさーん! 助けてぇ!)
 私はなんとか身体を起こせないかどうか試してみたけど、ただでさえ不自由な状態でそこから身体を起こすのは不可能だった。横に転がれたら、と思っても帯は足を引っ掛けて開脚状態で固定しているから、あおむけからうつぶせに戻ることも出来ない。
 エミリさんが少し前に教えてくれたことを思い出す。
 拘束露出の嵌り。プレイの失敗。
 そうならないように気を点けようとエミリさんに言われていたのに。
(みられちゃう……みられちゃうよぅ……)
 私は泣きたくなりながら、なんとか帯が緩まないかとやってみたけど、すっかり結ばれた帯は緩む気配すら見せない。

 無様な格好で悪戦苦闘する私の耳に、ドアが開く音が響いた。

露出旅行記 505号室編 6

 人生が終わった。
 私はそう絶望して、そして同時に、絶頂していた。どうしてだかわからないけど、その時の私は感じてしまっていた。
 勝手に身体が跳ねて、不自由な身体で、触れられてもいないのに、感じて、絶頂していた。
 入って来た人がどんな反応をしているかもわからないまま、視界が真っ白になって、私はひたすら感じていた。声をあげなかったのは奇跡だったと思う。
 慌てた様子で近づいてくる足音で、ようやく我に返った私は、目の前に来ていた人の顔を見て、余計に赤面する羽目になる。
「だ、だいじょうぶ? ルミナちゃん」
 入って来た人、それは従業員さんではなくて、エミリさんだったから。
 私は完全に他人に見られたと思っていたから、その事実が一瞬信じられなかった。これは私の脳が勝手に都合のいいように置き換えているんじゃないかとさえ、思ったくらいだ。
 だけどその人は確かにエミリさんで。
 私は別の意味で恥ずかしくて死にたくなった。
「……ええと、とりあえず、起こすわね」
 エミリさんが私を座イスごと起こしてくれる。私はさっきまでと同じ体勢に戻されながら、恥ずかしさで顔があげられず、口も聞けなかった。
 そんな私の様子を見て、大体の予想はついたのか、エミリさんがいつものような笑みを浮かべる。
「ふふふ。その様子だと、私の仕掛けたお楽しみを十二分に楽しんでくれたようね?」
「……っ」
「でも、まさかルミナちゃんがひっくり返るとは思わなかったわ。その辺りは迂闊だったわね……次回からの反省点にしないと」
 エミリさんは私を見て、また笑った。
「ところでルミナちゃん、気付いていると思うけど……」
「……?」
「あとで座イス、拭きましょうね」
 そう言われて私は、自分が流した愛液によってベトベトになっている座イスのことを思い出し、また赤面することになった。
 そんな風にして、この旅行で最初の露出プレイはなんとか無事に終わった。

 けれど、これがまだほんの序の口だということを、私はそれから何度も痛感することになる。


露出旅行記 ~505号室編~ 終わり

露出旅行記 505号室編 まとめ

『露出旅行記』シリーズの第一章別ver『505号室編』のまとめです。
続きを読むからどうぞ。
カウンター
プロフィール

夜空さくら (旧HN:黒い月)

Author:夜空さくら (旧HN:黒い月)

はじめに
当ブログは露出・羞恥系の18禁小説ブログです。関連の同人誌・版権物のレビュー、個人的な語りなども書きます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

 『目次』
・当ブログに掲載している作品、他のサイト様に投稿している作品の一覧です。

『twitter』
・管理人のツイッターです。取りとめのないことを呟いています。

管理人運営の姉妹ブログ一覧
 『黄昏睡蓮』 (猟奇・グロ系)
 『白日陰影』 (箱詰・拘束系)
 『夕刻限界』 (時間制御系)
 『極夜天蓋』 (催眠・改変系)
 『東雲水域』 (性転換交換系)
 『星霜雪形』 (状態変化系)

『pixiv』
・イラストは全て3Dカスタム少女を使用し作成して投稿しています。黎明媚態の系統の絵も多少ありますが、基本は小説の方のみになる予定です。

『月虹色彩』
・フリーダムジャンル創作関連チャットルームです。マナーさえ守ってくださるなら、お気軽にお越しください。
定期談話会『創作の集い』を毎月第2土曜日20:00から行っています。
⇒ 『創作の集い』概要


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。