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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

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露出っ子倶楽部『夏編』1

 露出っ子倶楽部の会則には、季節ごとに色々な規則が記されている。
 夏場の服装に関しても、もちろん定められている。ただしそれは、服装と呼べるかどうかは微妙なところだ。
 なぜなら。
「『夏場、基本は全裸。宅配便なども含む』……か」
 露出っ子倶楽部の会則を見ていたミサトはそう呟いた。
 いまさらながら露出っ子倶楽部の会員になったことを少し後悔し始めていた。
「さすがにこれは結構きついかも……」
 まさかこんな会則が最初から課せられるとは思っていなかった。
「……家の中なら……できるけど……人がきちゃったら……でも……」
 一人暮らしのミサトの家に訪れる人はそういない。地元も離れているから急に友人が訪ねてくることもない。
 宅配便もめったにくることはない。そういう注文も出していない。
 冷静に状況を判断したミサトは、大丈夫だと考えた。
「……とりあえず……やってみようかな」
 ミサトは勢いをつけるためにもそう呟き、さっそく服に手をかけた。
 彼女はすでに何度か露出プレイを経験している。それは夜の公園だったり砂浜だったり、人気のない場所に限られていた。
 家の中で裸になることは自慰のときいつもそうなため、珍しくはない。
 だからこそ、あっさり服を脱ぐことはできた。
 しかし、これから夏が終わるまで家で服を着れないかと思うと、急にミサトの心臓は早く鳴り響き始めた。
(ふぅ……まあ、でも洗濯物が減ると思えば……)
 そんなくだらないことを考えて気持ちを紛らわせなければならなかった。
 裸になったミサトは、さらに会則に目を通していく。
「……『但し、危険を感じるときは例外的に服を着てもいい』? 危険……ってなんだろ」
 露出っ子倶楽部の目的として、見つかりそうになることが危険という風には考えないはずだ。それゆえに奇妙に思ったミサトは、その危険の内容を詳しくみる。
「……ええと……あ、あった。『補足:危険とは、調理中などに油が跳ねることを指す』か。ああ、なるほどね……つまり料理する時はエプロンをつけてもいい、ってことね」
 そういう意味であればわかる。
 露出っ子にとって肌は大事にするべきことだ。見せるために綺麗な状態を保たなければならない。
 全裸生活はそれを常に意識する状況を作り出す意図もあるのだから。
 ミサトは改めて自分の体を見下ろす。普段は服の下に隠されている肌がすべて露出している。
 陰毛もすべて剃っているため、彼女の体を隠すものはいっさいなくなっていた。
(これを……三ヶ月……)
 ミサトは改めてそれを意識し、普通とは違う意味で熱くなる夏になりそうだと思った。

露出っ子倶楽部『夏編』2

 全裸生活を初めて三日。
 ミサトは相変わらず家の中では常に全裸で過ごしていた。
 暑い夏だけはあって、全裸でいることは苦にはならない。むしろ快適なぐらいだった。
(この調子なら、普通に夏を過ごせそうかな)
 考えすぎだったかと思ったくらいだった。彼女の家を訪れる者はなく、特に問題なくその数日は乗り越えられていた。
 しかし、彼女はそれこそが倶楽部の目論見であったのだとすぐに知る羽目になる。


 ある日の夕方、そろそろ夕食の準備を始めようかと思っていたミサトは、突然鳴り響いた玄関チャイムの音に、心臓が飛び出そうになった。
(えっ、あっ、うそっ)
 特に誰かが来るという予定はなかったはずだった。宅配便の可能性が頭をよぎったが、なにか頼んだ覚えはない。
 再度チャイムが鳴らされ、ミサトは条件反射的にインターホンを取ってしまった。
 願わくばどうでもいい勧誘などであればいいと思って。
 しかし、インターホンの向こうから聞こえてきたのは、彼女の期待を完全に裏切る言葉だった。
『宅配便でーす』
「あっ、はいっ」
 思わずそう答えてしまったミサトは、いよいよ焦った。
(うわぁああああ! ど、どどどうしよう! なにか羽織る? いえ、そんなことしたら……)
 会則を破ることになってしまう。そもそも、露出っ子倶楽部ではそういうことができないように、シーツやショール、コートなどに関しては厳しく管理するように定められていた。ミサトはそれに従い、そういったものを奥まったところにしまい込んでいて、いますぐ取り出すことはできない。
(……う、うぅ……まずい……)
 宅配便である以上、いま無視したところで結果は変わらなかっただろう。
 しかし、何か対策が取れていたかもしれないと思うと、そうすれば良かったという気持ちになる。いまからまた後で来てもらうわけにもいかない。
 ミサトは意を決する暇もないまま、急いで玄関へと向かった。
(さっきの……男の人の声だったよね……)
 男の人。
 まさかそんなことはありえないと思いつつも、ミサトの頭には最悪の想像がよぎってしまう。

 荷物を受け取るためにドアを開けたミサト。
 ミサトが裸であることに気づいた宅配員は、一瞬の隙をついて、無理矢理家の中にあがりこみ、ミサトを押さえつける。
「真っ昼間からこんな格好しやがって……誘ってるんだな?」
 必死に抵抗するものの、状況的に強く否定することもできず、ミサトはそのままなし崩し的に犯されて……

 ミサトは玄関扉の前に立った。まるでAVの企画物のような情景が頭に浮かんでいたことに気づき、ミサトはその顔を赤くする。
(だ、大丈夫……相手は仕事中なんだから……そんな、AVみたいなことには……普通、ならない)
 そう信じることでしか、ミサトは平常心を保てなかった。
 一枚の扉を挟んだだけの距離に、見知らぬ男性がいる。
 そんな状況で自分が全裸であるという事実が、ミサトは信じられなかった。頭の中では後悔が渦巻いている。
 どうしてこんなことを初めてしまったのか、どうしてもっと考えて行動しなかったのか、自分で自分を責める言葉がいくつも湧いてくる。
 ドアの鍵を開ける。ミサトは見られることを覚悟して、ドアノブに手を伸ばし……開ける寸前、あることを思いついた。
 うまくすれば、この絶望的な状況をしのぐことができる。
 そう考えたミサトは、さっそく考えた内容を実践に移した。

露出っ子倶楽部『夏編』3

 返答があったのに、中々扉が開かない。
 風の通らない廊下にじっと立っていると、じわじわと暑さが伝わってきて、少し苛立ちが募る。
(……たくっ、さっさと受け取ってくれよ)
 まだ回らなければならないところはたくさんある。早くしないと非常識な時間帯になってしまいかねない。そうなるとさすがに問題になる。
(チャイムに出た以上、再送の手続きをするわけにもいかないしなぁ)
 配達員は苛立ちを抑えながら、中の反応を待つ。
 そして、ようやくドアの鍵が回った。
(やれやれやっとか……)
 胸の中でそう呟きながら、営業用の笑顔を作り、抱えていた荷物を持ち直す。
「どもー。ハンコを……?」
 そこまで言いかけて、配達員は妙なことに気づいた。扉は確かに開いたのだが、ほとんど幅を開けていないのだ。ほんの少し開けた隙間から、女性の顔だけが覗く。そのあからさまに警戒されている様子に、配達員は少しの不快感を覚えた。
(む……確かに若くて可愛いけど、そこまで警戒しなくてもいいだろ……こっちは仕事なんだよ)
 もちろんそんなことを口に出したりはしない。だが、そう思ったために一瞬次の言葉が継げなかった。
 そこに、彼女が言葉を挟む。
「あ、あの……ごめんなさい。いま、ちょっとひどい格好だから……」
「ああ、大丈夫ですよ」
 なんだそうかと配達員は納得する。おそらく相当気の抜けた格好をしていたのだろう。ひょっとすると下着姿だったりするのかもしれない。
 そう思うと単純なもので、配達員の気分は元に戻った。あわよくばちらりとでも見えないかと期待してしまうのは男の性だ。
「ハンコをお願いします」
「は、はい」
 女性は腕だけを伸ばして、ハンコを押した。
 その際、ちらりと女性の肩口のあたりまで見えた。素肌がむき出しになっているのを見て、自分の予想が当たっていたことを知る。
(眼福眼福……)
 配達員は満足しつつ、荷物を見せる。
「荷物はどうしましょうか?」
「あ……えっと、脇に置いておいてください」
「わかりました」
 荷物を置く際、こっそり彼女の方をみやる。ドアの隙間からチラチラとしか見えなかったが、肌色がちらちらと確認できた。
 ひどい格好というのは、相当なものだと推測できた。
(これ、むしろ全裸なんじゃねえの? いや、さすがにねーか)
 そう心の中で呟きつつ、配達員は挨拶して、その場を離れる。
 廊下を曲がる寸前で振り返ってみたが、さすがにすぐ彼女が出てくることはなかった。
(ちぇ…………さて、次々……っと……)
 次の配達先のことに意識が言って、その女性のことはすぐ忘れてしまった。

露出っ子倶楽部『夏編』4

 ゆっくり扉を開ける。
「どもー。ハンコを……?」
 中途半端なところで、配達員の声が不自然に途切れた。
 その様子に、気づかれてしまったのではないかとミサトは緊張する。それでも詰まらないように、なんとか言葉を絞り出す。
「あ、あの… …ごめんなさい。いま、ちょっとひどい格好だから……」
 体をドアの影に隠しながら、ミサトはそう言い訳を口にした。これがミサトの考えた方法だった。
 酷い格好をしているという大義名分を持って、ドアの影に身体を隠す。
 それなら、体を隠している理由になるし、全裸であることに変わりはないのだから、会則に反することにもならない。
 もちろんなにか一つ間違えば、配達員の前に全裸を晒してしまう危険は変わらない。
「ああ、大丈夫ですよ」
 配達員は、軽い調子で答え、話を進める。
 それに応じながら、ミサトは足が震えるくらいに緊張していた。声が震えなかったのは奇跡に近い。
(うぅ……気づかないでよ……?)
 そう思いながら、ミサトはなんとか荷物のハンコを圧し、ようやく配達員が去るところまで話を進めることができた。
「それではー」
「あ、ありがとうございました」
 配達員が去っていくのを見送ったミサトは、大きなため息を吐きながら、ドアの影にへたり込んだ。
 その際、むき出しのお尻に床の冷たさを直に感じてしまい、思わずミサトの体が跳ねる。
「ひゃっ!」
 思わず上がった声を抑えるため、ミサトは口を手で覆う。覗き穴から外を窺う。ちょうど配達員の男が廊下の角を曲がって去っていくところだった。
 最後の瞬間、ミサトの方を見たような気もしたが、戻ってくることはなかった。
 ミサトはなんとか訪問者を凌ぎきったことを悟り、ふぅ、ともう一度深く溜息を吐く。
「あぶなかったぁ……」
 安堵に満ちたその言葉は、ミサトの本心だった。
 だが、ミサトは今回の剣で不意の訪問者に対してもなんとかなることを理解していた。
 本当は露出っ子として堂々と裸で応対するべきかとも考えたが、妙な噂が立つことや、それによって生じる危険を考えると、自分の身を守るためには仕方ないと美里は思い直す。
 ミサトは配達員が残した荷物を回収するべく、慎重に外の様子を窺う。
 ゆっくりと扉を開き、玄関から一歩外に踏み出す。
(まったく……誰からなの? ああ、お母さんか)
 遠くで暮らす両親からの荷物だった。一人暮らしの娘を気遣ってくれるのは嬉しく思うミサトだが、今回に関してだけは迷惑だと感じる。
 勝手な想いであることはミサトも自覚していたため、見当違いの恨み事はそこそこに、胸に抱える大きさの荷物を持ち上げる。

 そこに、隣の部屋に住む男性が通りかかった。

露出っ子倶楽部『夏編』5

 その男性はあまりに自然に出て来たため、ミサトの反応が遅れた。荷物を胸の前で強く抱えることくらいしか出来なかった。
 ぶわりと全身から汗が噴き出し、心臓が収縮するような、緊張を自覚した。
 男性の目線が、ミサトの方を向く。男性は軽く会釈をした。
 ミサトは思わずそれに応えながら、慌てて家の中に引っ込む。
 激しく鳴り響く心臓を抑えながら、その場にへたり込んだ。


 買い物をするために外に出た彼は、ふと、隣の家の玄関戸が開いているのを見た。
(暑いからかな? それにしても、不用心だなぁ……)
 彼は隣の住民のことを良く知らなかった。
 時々すれ違うくらいだったが、隣の住民がまだ若い女性であることくらいは知っていた。
 だからこそ、不用心だとそう思いつつ、マンションの外に出るためにその玄関の前を通る際、つい目線をそちらに向けてしまった。あわよくば若い女性の私生活の一端が覗けるのではないかと期待して。
 すると、ちょうど荷物を受け取ったところだったのか、荷物を胸の前に抱えた女性と目が合った。条件反射で会釈をしつつ、彼は女性の肩がむき出しになっていることに気付く。
 女性はすぐに荷物を持ったまま引っ込んでしまったため、詳しくは見えなかったが、相当露出度の高い格好をしていたことは間違いない。
(……やっぱ女の人も暑いんだろうなぁ……チューブトップとか着てたのか? 何も着てないみたいでドキッとしたなぁ)
 まさかその女性が全裸であったとは思いもよらず、ちょっといいものが見れた程度に捉えた彼は、そのまま外に出掛けるのだった。


 部屋の中に引っ込んだミサトは、数秒後にようやく呼吸することを思い出し、荒い呼吸を繰り返す。
「はぁ……はぁ……っ」
(き、気付かれた? 見られた?)
 ミサトは扉の外の音に集中する。男性の足音は何事もなかったかのように遠ざかっていった。
(……だ、だいじょうぶだった……のかな。一瞬だったし、露出の高い服を着ている程度に思われたかな……?)
 そうであって欲しいという想いを抱きつつ、ミサトは自身がいままでにないくらいに興奮していることを自覚する。
 ミサトが自分の秘部に指を這わせると、明らかに濡れていて、玄関の床に滴るほどになっていた。
(これは……思ったよりも……)
 大変で。
(思ったよりも……ドキドキするかも)
 全裸生活はまだまだ始まったばかりなのだから。

 ミサトはその後、部屋に戻り、心おきなく自慰に没頭するのだった。


~露出っ子倶楽部 『夏編』 終わり~

露出っ子倶楽部『夏編』 まとめ

露出っ子倶楽部に所属する者の夏です。
続きを読むからどうぞ。
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