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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。
カテゴリー  [ 温泉街編 ]

露出旅行記 温泉街編

「ずいぶん長く休憩しちゃったわね、ルミナちゃん――旅はまだまだこれからよ」
「……はい」
 エミリさんは朗らかな笑顔でそう言った。
 いきなり色んなことがあって、もう何年もこの宿にいるような気がするけど、時計を確認してみれば宿に到着してまだ一時間も経ってない。
 昂ぶってしまったからとはいえ、やっぱりいきなりやりすぎたような気がする。
 まあ、もうやってしまったものは仕方ない。気持ちを切り替えよう。幸いにしてまだ体力には余裕があることだし。
「ところで……エミリさん。本気でこの格好で外に出るんですか……?」
 私とエミリさんは今、浴衣に帯を締めた温泉宿特有の無防備な格好だった。浴衣はそう薄い材質ではないけど、下着を身につけていないから、かなり心許ない。
 本当の湯上がりのお客さんでも、こんな無防備な姿をしている人はいないだろう。
「着物の下には下着を着けないものだから大丈夫よ」
 そんな風にあっけらかんというエミリさんの、大きな乳房がゆさりと揺れる。下着を着けていないことが明らかだった。
 私も人のことは言えない状態なので、両腕を身体の前で交叉させることで揺れることを防いでいる。
「それ……仮にそうだったとしても……私たちがいま着てるのは着物じゃなくて浴衣ですよね……?」
「細かいことは気にしちゃだめよ?」
 にっこり笑顔のエミリさんには敵わない。
 私は溜息と共にそれを受け入れる決意をした。それにエミリさんと同じ露出ッ子の私としては――この格好にドキドキしているのも事実だったし。
 それに、この宿の浴衣はきちんとしたもので、いまの状態でもその下が透けて見えるようなことはまずなさそう、ということもあった。色自体は白を基調としているけど、材質がしっかりしているから着ているだけで透けるようなことはない。
 だからドキドキはするけど、過度に恥ずかしくはならず、比較的落ち着いて動くことが出来そうだった。

 あとから思えば――エミリさんともあろう人がその程度のドキドキで満足するはずもなかったのだけど。

 エミリさんに背中を押されるようにして、私は部屋を出る。
 部屋の鍵を閉めたエミリさんは、さりげない動きで私の手を取り、楽しげに歩き出す。
「え、エミリさんっ」
 せっかく胸が揺れないように抑えていたのに、片手を取られたことで抑えきれなくなった乳房が揺れてしまう。
 エミリさんは自分の胸が揺れるのには一切構わず、楽しげにスキップしながら廊下を歩き出した。
「ほらほら、ルミナちゃん! 早くいきましょ! ゆっくりしちゃった分、取り返さないとね!」
「わわっ、歩きます! 自分で歩きますからもう少しゆっくり!」
 取られた手をぐいぐいと引っぱられて、私は慌てて歩くスピードを速める。

 エミリさんに引っぱられていく先で、想像を超えた恥辱が待っていることを、このときの私はまだ知らなかった。




「いってらっしゃいませ」
 旅館の受付で鍵を預けた私たちは、温泉街へと足を踏み出した。まだ明るい時間帯。都会ほどではなくとも、人通りは結構ある方だ。
 そんな中を、浴衣一枚の頼りない格好で歩くことになるのかと思うと、心臓の鼓動が痛いほど高まった。
「さあ、ルミナちゃん。まずは温泉街を散策しましょ」
「は、はい……」
 相変わらずエミリさんは私の手を離してくれない。片手が塞がってしまい、胸を押さえる手が足りなくて困る。
「ルミナちゃん、そうしてると逆に気づかれちゃうわよ? 堂々としなくちゃ」
「わ、わかってますけど……っ」
 エミリさんも人の目がある場所では、さすがに歩く速度を緩めてなるべく揺らさないように歩いている。そうすると胸を抑えている私の方が逆に不自然に思えた。
 まじまじと観察されてはいないけど、すれ違った人たちがなんとなく注目して来ているような感じはする。
 意を決して胸から手を離し、エミリさんの動きを参考になるべく上半身を揺らさないように歩く。そうすると少し気取っているような感じもするけど、お淑やかに歩いている範疇になった。
 明らかに親子ではない大人の女性ふたりで手を繋いで歩いているのはどうしたって悪目立ちするけども、そこまで注目されているような感じはしなくなる。
 いや、やっぱり注目されているかも。通りの反対側を歩いている男性グループからの視線が痛い。
「うふふ。ルミナちゃん可愛いから、皆の視線を釘付けね」
「……それをいうなら、原因はエミリさんだと思います」
 自分の容姿の判断はできないけど、エミリさんに関しては絶世の美女というのが相応しい容姿の持ち主だ。同性の私でさえ思わず目で追ってしまう程度には綺麗で、魅力的だ。
 そんなエミリさんが色っぽい浴衣姿で歩いているのだから、そういうのに敏感な男性に注目されるのも仕方ない。
 そのために私への視線が減ることに繋がっているのだから、ありがたいと思うべきか。
 普通は向けられないはずだった視線をも集めることに繋がっているのだから、厳しいと見るべきか。難しいところだ。
 いずれにせよ、露出ッ子という強力な仲間意識がなければ、エミリさんは隣に並んで歩くのは遠慮したいほどの美女だった。
 そんなエミリさんに、私なんかが釣り合うわけがないと思っていたら。
「あっ、ルミナちゃんルミナちゃん! 温泉まんじゅうがあるわ! 食べましょ!」
 楽しそうなエミリさんに手を引かれて、歩き方が乱れてしまった。普段はブラジャーや服で抑えられているおっぱいが、ぶるんと揺れる。
 慌てて立て直したけど、男性グループからの視線が私に集中するのを感じた。
 ノーブラの乳房が揺れたところを見られたのかもしれない。
 見られたかもしれない、と思ったら、かっと頬に熱が集まってきた。恥ずかしい。下着もつけずに外出するなんて、痴女だと思われても仕方ない。
 私は恥ずかしさで赤くなる頬をごまかしつつ、男性グループの方は見れなかった。
 エミリさんに急いでついていき、試食の温泉まんじゅうを頬張る。
 できたてのまんじゅうはとても美味しかったはずだけど、ドキドキのしすぎで味なんてわからなかった。
 エミリさんはそんな私の様子を見つつ、楽しげに笑っていた。
「ルミナちゃん、今度はあっちの店に入ってみましょうか」
 次にエミリさんが入ったのは、こういう温泉街にはなぜかある、射的を楽しめるお店だった。
「いらっしゃ……しゃい」
 いかにも射的屋の店主さん、という感じの中高年くらいのおじさんが、店に入って来た私たちを見て一瞬声を詰まらせる。おじさんの気持ちは痛いほどわかる。
 エミリさんみたいな絶世の美女が色気たっぷりの浴衣姿で入ってきたら、それはもう驚くだろう。その視線が釘付けになっている。
 視線に気づいていないわけもないだろうに、エミリさんは楽しげに景品が並んだ棚と、古めかしい店内を見渡していた。
「懐かしいわね-。子供の時にお祭りでよく遊んだわ」
 にこにことした笑顔で、エミリさんはカウンターに置かれていたおもちゃの銃を手に取る。
「そうそう、こういうコルクの栓を撃ち出すのよね。ルミナちゃんはこういうので遊んだことあるかしら?」
 呼びかけるエミリさんの影になるようにしながら、私は質問に答えた。
「見たことはありますけど、遊んでみたことはないですね……」
「じゃあせっかくだし遊んでみましょ! まずは一回、お願いできるかしら?」
「へ、へい! まいど! 弾は五発、危なくない範囲で、身を乗り出して撃ってくれて構わないですよ」
 エミリさんは堂々と店員さんに向き合い、コルク栓の弾を受け取っていた。
 とても楽しそうにエミリさんは一発目を込めていた。
「よーし、じゃあまずはお手本を見せてあげるわね」
 エミリさんがカウンターの前に立ち、そして――
「……っ!」
 思わず、声をあげてしまうところだった。エミリさんはほとんどカウンターに乗っかるようにして、上半身を前に傾け、銃を持った手を限界まで伸ばして、景品に狙いを定める。
 それ自体はたぶん射的ではよくある体勢なのだろうけど、エミリさんはいまの格好が格好だ。ブラジャーを着けずにいる豊満な乳房が、浴衣越しにも明らかに揺れ、「ゆっさ」という擬音が発生したかのようなインパクトを与えていた。
 当然それは店員さんにも見られているわけで。明らかにその視線がエミリさんの胸に向いていた。店員さんから見れば、エミリさんが伸ばしている手が邪魔になって胸元はみえていないと思うけど、逆から見ている私には、胸元が大きくはだけてしまっているのが丸見えだった。明らかにブラジャーをつけていないのが見えてしまっている。
 けれど、ここで騒ぐとかえってまずいので、私は必死に言葉を飲み込んだ。エミリさんは慎重に、時間をかけて狙いを付けた後に。
 ぱこん、と音をさせて棚に置かれていたキャラメルの箱を吹き飛ばした。
「よしっ! やったわ! エミリちゃん、みた?」
 無邪気に喜ぶエミリさんは、まさか気づいていないのだろうか。
「ええ……見てました。すごい、ですね」
 私は笑顔が引きつっていることを自覚しつつ、なんとか無難な答えを返す。
「お、お見事! いやぁ、うまいもんですなぁ」
 店員さんが若干うわずった声でそう言う。
 エミリさんは二発目を銃に装填する。その一発は景品と景品の間を通過してしまった。
「うーん。やっぱり、右手で撃った方が安定するかしら?」
 何気なく呟かれた言葉。
 まさか、と私が思うまもなく。

 エミリさんは銃を逆の手に持ち替えて、同じように身を乗り出した。

 結果、店員さんの方に胸元を向けるような形になってしまう。
 私は店員さんの目がかすかに見開かれるのを、見てしまった。確実にエミリさんがノーブラであることに気づいたはずだ。エミリさんの胸元に食い入るような視線を向けている。
 ぱこん、とエミリさんの放った弾はまたも景品を打ち落とした。
「やった! うふふ。案外当たるものね。子供の頃は全然当たらなかったけど」
 そう呟くエミリさんは純粋に射的を楽しんでいるように見えるけど、露出ッ子の先輩たるこの人が店員さんの視線に気づいていないわけがない。
 わかっていて、射的も露出も、同時に楽しんでいる。
 無邪気に笑うエミリさんは。

「ほら、ルミナちゃんもやって見て?」

 当然私にもそれをやるように、自然に求めてくるのだった。
 どくん、と心臓が高く鼓動を奏でる。
 差し出された銃を受け取ると、それは思っていたより軽かった。
 おもちゃなのだから当然なのかもしれないけど、確かにこれなら片手で持っても大丈夫そうだ……なんて、現実逃避気味に思う。
 そんな私を現実に引き戻すように、エミリさんが背後に回っていままでエミリさんが立っていた位置に私を押し出した。
「ほらほら! まずは弾を入れて……」
 いままでは多少はエミリさんが店員さんの視線の盾になってくれていたけど、いまはエミリさんが私の背後に回り込んでいるために、まったくその役割は果たしてくれなかった。
 店員さんの嬉々とした視線が、私の全身に――主に胸のあたりに突き刺さって来ているのを感じる。頬に熱が上ってくるのがわかった。
 エミリさんに促されるまま、銃の先端に弾を込め、同じ位置に立つ。
「なるべくまっすぐ前に手を伸ばして、腰をカウンターの角に置くようにして……」
 細かな、そして具体的な指示に、思わず従ってしまう。
 上半身を倒すようにした際、抑える物のない胸が揺れるのがはっきりとわかった。さらに大きく揺れたことで、胸の先端が浴衣に擦れ、びりびりとした快感を生み出してしまう。
「ひゃぅ……っ」
 声をあげそうになるのを必死に堪えたけど、狭い店内のこと。店員さんにも聞こえたかもしれない。そう思うと余計に恥ずかしい思いが強くなって、顔が真っ赤になっているのがわかった。
 こんなの、「なにか顔を赤くするような理由があります」と言っているようなものだ。
 さっきみたエミリさんの姿からして、ノーブラであることは明確にわかってしまっただろう。銃を持っていない方の手で胸を抑えたかったけど、前のめりになっている上半身を支えるために使っているから動かせない。重力に従って揺れるのに任せるしかない。
(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい……っ!)
 いままで散々露出プレイをしてきて、何をいまさら、かと冷静な私は思う。
 けれど、この距離で、全く知らない人に見られるという経験はそんなに多くない。裸ならまだしも、浴衣一枚という中途半端な状態が余計に恥ずかしさを助長していた。
 身体が震えて、狙いが定まらない。早く撃ってしまえばいいのに、真面目な私が弾を無駄遣いするのを許してくれなかった。
 けれどそうして固まってしまうと、余計に店員さんに見られる時間が多くなるということで、板挟みの状態になってしまった私は、パニックを起こしかけた。
「――ルミナちゃん、落ち着いて」
 そんな私に、エミリさんがそっと寄り添ってきた。
 伸ばした手に柔らかな手が重ねられ、腕の震えを止めてくれる。
 寄り添って来ているエミリさんの胸が背中に触れ、その柔らかさに余計恥ずかしくはなったけど、それ以上の安心感が私を包み込んでくれていた。
「よーく、狙って……いま!」
 エミリさんの合図に従って引き金を引き絞る。
 ぱこん、と音を立てて何かが倒れた。
「きゃー! やったじゃないルミナちゃん!」
「やっ、やった――ひゃあっ!? え、エミリさんっ!」
 喜んだエミリさんが抱きついて来て、柔らかな胸が押しつけられたのと同時に、故意なのか偶然か、エミリさんの手が私の胸を鷲掴みにしていた。
 いや、むにむにと指先で揉んできたから、確実に故意だった。
 どさくさに紛れてなんてことをしてくれるのか。私はますます恥ずかしくなって、エミリさんの抱擁から逃れる。案外あっさり離れてくれた。
「ほらほら! まだもう一発あるから、頑張って!」
「わかりましたよ……もう」
 ひたすら恥ずかしい想いをさせてくれるエミリさんに呆れつつ、私は最後の一発を銃に込めるのだった。


「どうもありがとさん-」
 幸いにして店員さんは私やエミリさんの半ば痴女行為を見ても、悪感情を抱くことはなかったようで、むしろ機嫌良く送り出してくれた。
 もしそういうのに厳しい人だったらどうするつもりだったんだろう。
 散々恥ずかしい想いをさせられたため、少々トゲのある言葉で聞いてしまったのだけど、エミリさんは飄々と応えてくれた。
「それは大丈夫。そういうのが嫌そうな人だったら、射的はせずにすぐに外に出てたわ」
 要は露出ッ子特有の観察眼を持ってして、相手が危ない人かどうか、許容してくれるか、怒るか、喜ぶか、そういったことを見抜いていたらしい。
 全く、エミリさんには適わない。
「良心的なお店だったわね」
「そう、なんですか?」
 露出プレイに寛大だったことを指してはいないようだ。
「だってほら。こんなに景品が取れちゃったじゃない」
「まあ……そうかもしれませんけど」
 五発あった弾を使って、三つも景品が取れたのだから、確かにそうなのかもしれない。
 取れた景品はキャラメルの箱がひとつ、小さくちゃちな剣玉がひとつ、そして、これまた景品によくある虹色のバネのようなおもちゃがひとつ。
 どれもいかにもお祭りの景品として如何にも安物っぽいとはいえ、子供のおもちゃとしては十分かもしれない。
「うふふ。剣玉もレインボースプリングも、どっちも造りはしっかりしてるし……いいのが取れたわ」
 エミリさんはそう言って私の手首に虹色のバネを通して来た。ちょっと小さいかとおもったけど、案外すっぽり私の手首に嵌まる。
「うん。太さもちょうどいいわね。このためにあつらえたみたいだわ」
「……あの、エミリさん?」
 何か、嫌な予感がした。
 にっこりとした笑顔を浮かべたエミリさんに手を引かれ、裏路地のようなところに連れて行かれる。
 嫌な予感がさらに膨らんだ。
「ルミナちゃん。両手を後ろに回して?」
 さりげなく後ろに回り込んだエミリさんが、私の手を取って後ろで合わせる。
 抵抗を考える前に、さっき手首に通されたスプリングが一端引き抜かれ――今度は両方の手首に通された。
「えっ、ちょっ、エミリさん!?」
「即席手枷――なんてね。まあ、抜こうと思ったらすぐ抜けると思うから、安心して」
 思わず両手を前に持って来ようとして、思った以上の抵抗にあった。手を後ろに回した状態から、動かせない。
 エミリさんが前に戻って来た。その手にあるのは、赤い玉と持ち手が紐で繋がった、昔ながらの剣玉。
「最近は安物でもいい造りをしてるわよね。ほら、みて? 全然ささくれだってない、綺麗な玉だと思わない? 繋がっている紐も、かなりしっかり繋がってるし」
「あ、あの、エミリさ……!?」
 エミリさんの手が、浴衣の裾から内側に入り込んでくる。
 そして、さっきの射的屋さんで散々恥ずかしい想いをさせられ、興奮して濡れたその場所にエミリさんの指が触れてきた。

「これなら――ここに入れても大丈夫そうよね?」

 羞恥と刺激に満ちた温泉旅行は、まだまだ始まったばかりだったのだ。


露出旅行記 ~温泉街編~ 終わり
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