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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

露出旅行記 露天風呂編 1

 露天風呂。
 屋根や壁に囲まれておらず、外に面したお風呂のこと。
 そうやって見える絶景が自慢の場合が多く、お風呂に浸かりながら絶景を眺める時間は、何も代えがたい魅力に溢れている。
 ただし、それは普通の人にとって、の話。
 私たちのような露出ッ子にとって、露天風呂というのは全く別の意味での魅力を感じるものだった。
 露天風呂はその性質上、見晴らしのいいところにある。
 そしてお風呂なのだから当然、裸でいても問題ない。
 つまり、合法的に見晴らしのいい、開放感のあるところで、全裸でいられるということだ。
 私も最初、エミリさんに「温泉旅行に行きましょう」と誘われた時、そういった露天風呂があるのだろうと期待していた。
 露天風呂の中には貸し切りにできる家族風呂みたいなものもあるし、そういうところでなら存分に露出しても誰に咎められることもない。
 そんな風に思っていた。

 けれど、エミリさんの露出計画は私の想像なんて遙かに超えていた。

 全裸のエミリさんが山道の遊歩道を軽快に歩いて行く。
 彼女がさっきまで来ていた浴衣を抱えた私は、エミリさんについていくので精一杯だった。
 あまり人が利用しない時間帯とはいえ、いつ誰に出会うかわからない場所だ。
 浴衣の下に本来着けるべき下着を身につけていないだけの私でさえ、心臓がドキドキして痛いくらいなのに、言い訳のしようもない全裸のエミリさんの方が堂々と歩いているのは、露出ッ子としての年季の差だろうか。
 エミリさんの豊かな乳房と張りのあるお尻が、目の前で揺れていて、眼が吸い寄せられてしまう。
 最初に出会った時から変わらず、魅力的な身体だ。同性の私でさえ、思わず見惚れてしまうほどの、素晴らしさ。
 遊歩道を歩くこと暫く、誰にも会うことはないまま、エミリさんは目的の場所にたどり着いた。
 それは、山の中の、少し見晴らしのいい高台。

 一番目立つところに、その露天風呂はあった。

 そこから見えるのはさっき私たちが歩いてきた温泉街だった。風情のある町並みを見渡すことができた。
 遠目だからはっきりとは見えないけど、温泉街を人が歩いているのも見える。
 それは逆にいえば、向こうからも見られているということだ。
「こんなところに……露天風呂があるなんて……」
 信じられない思いで呟くと、エミリさんは首を傾げた。
「そうかしら? テレビの温泉特集とかでもよくあるじゃない?」
「あ……そう、ですね」
 エミリさんに言われ、冷静に思い返して見れば、確かに話だけはよく聞くかもしれない。道路の真横にある場合もあって、そういったものに比べれば、ここはまだ道路からは離れているだけ、マシかも。
 とはいえ、そういった場所にある温泉に、普通は裸になって入ることはない。脚だけ浸かる足湯的な扱いだったり、水着を着用して入ることがほとんどだ。
 エミリさんは躊躇いなく、全裸のままその露天風呂に入っていった。温泉街の方から見られているんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、当のエミリさんは気持ちよさそうに目を細めている。
「ああ……気持ちいいわ」
 このシーンだけみれば、極普通に温泉を楽しみにきた温泉客なのだけど、裸になって入ることは普通はない露天風呂に、裸で入っているという状況がドキドキものだった。
 普通のお風呂や貸し切りのお風呂と違って、いまにも誰かがここを通りかかってもおかしくない。男の人が来る可能性だってある。
「え、エミリさん、そろそろあがった方が……」
 きょろきょろと周囲を見渡し、挙動不審になってしまう。
 けれど、エミリさんがそれで満足するわけもなく。
 肩まで温泉に浸かっていたエミリさんが、水しぶきを上げながら立ち上がり、温泉を囲う石のひとつに腰掛ける。温泉街に背中を向けていたけど、向こうからは明らかに裸の女性が温泉に入っているように見えるだろう。
 温泉によって濡れ、輝きを増した白い肌のエミリさんは、神々しいほどだった。
 そのエミリさんが、焦る私に向かって手を差し伸べて来る。
 そして――悪魔のように囁くのだった。

「ねえ、ルミナちゃんも一緒に入りましょ?」

つづく

露出旅行記 露天風呂編 2


 どくん、どくんと痛いほど心臓が高鳴っている。
 露出ッ子になってから、これくらい興奮することはよくあることだけど、いつまで経ってもこの感覚に慣れることは出来そうにない。
 見晴らしのいい、高台の露天風呂に入っているエミリさん。その裸身は美しく、思わず見惚れるほどだった。
 その背後に見えるのは、さっき私たちも歩いた温泉街。
 明るい景色の中、たくさんの――というほどは見えなかったけど――温泉客が歩いているのが見える。
 堂々と晒されたエミリさんの裸身は、向こうからだとどう見えているのだろうか。遠目であっても、明らかに裸であることはわかってしまうはずだ。
 私が同じようにしてその場所に立つことを想像すると、益々心臓の鼓動が早くなった。寒くもないのに指先が震えて、動けない。
 私が動けないでいると、エミリさんはゆっくりとお湯の中に戻る。
「気持ちいいわよ~。最高の気分になれるわ。こういう、普段は味わえない気持ちよさを、味わいに来たんじゃなかったかしら?」
 エミリさんの言うとおりだった。
 わざわざ時間をかけてこの温泉街に来たのは、自分たちを知る人に出会わないようにするため。
 仮に誰かに見られたとしても、地元に帰ってしまえば問題にならなくて済む。
 その上で、最低限の安全を確保しながら楽しむのが今回の旅の目的だった。
 この機会を逃せば、次にこういことが出来るのはいつになるのかわからない。
 私の中の天秤が揺れ動くのを、エミリさんは見逃さなかった。
「やるなら早くしないと、誰か来ちゃうわよ?」
 そうだ。いまはまだ誰も来ていないけど、この場所は散歩道の途中にある。
 いつ誰が来てもおかしくない。
 私が入るまではエミリさんもあがろうとはしないだろう。
 そうやって時間が経てば経つほど、誰かが来る可能性は高まるわけだ。エミリさんの言うことは正論だった。
 露出ッ子としては、という言葉が付くけど。
(やるなら早く――しなきゃ)
 私はそう決意して、露天風呂に入ることに決めた。
 まず手に持っていたエミリさんの浴衣や帯を、近くの木の枝にかける。射的屋で取った景品の入った袋も、同様にしておいた。
 そして、自分が身に付けている浴衣の帯に手をかける。思った以上に結び目が硬い。それは私が緊張して手が震えているからだろう。急ごうと思えば思うほど、指先が震えて上手く動かなかった。何度も失敗したけど、何度目かの挑戦で解くことが出来た。
 ぱらり、と襟を合わせていた浴衣が広がり、自然と私は何も身に付けていない身体を晒すことになる。
 ドクドクッと、さらに心臓の鼓動が早くなった。
 胸の内側から何かが出てきそうなほどだ。
 錯覚だとわかってはいても、そう感じてしまう。
 肩から浴衣を滑り落として、手に纏める。
 脱いでしまったら、あっという間に全裸になっていた。脱いだ浴衣と帯をエミリさんの浴衣同様に枝に引っかけておく。
 そうして手を離したら――私もエミリさんと同じく、全裸でその場に立っていた。
 エミリさんが優しい笑顔で手招きをする。私は誘蛾灯に誘われる虫のように、その手招きに導かれて露天風呂へと近付いた。
 裸でお風呂に入る、という自然なことのはずなのに、そのお風呂がある場所が開けた丘の上だという事実が、すべてをひっくり返していた。
 こんな特殊な状況なのに――むしろ、だからこそ――興奮してしまう自分の性はどうしようもなかった。
 私はエミリさんの遣っている露天風呂に、脚をゆっくりと差し入れていった。

つづく

露出旅行記 露天風呂編 3


 ざぶりざぶりとお湯をかき分け、エミリさんに近付く。
 エミリさんは立ち上がって、浴槽の縁でもある石に腰掛け、自分が座った場所のすぐ隣を優しい笑顔で指し示す。
 そこに座れということだろう。そこに座ると遮るものは何もなく、裸の背中を温泉街の方に晒すことになってしまう。
 暖かな湯の中にいるはずなのに、指先が震えた。
 意を決してエミリさんの示す場所に座ろうとして。
「あ、ちょっと待って」
 エミリさんがやんわりと私の肩を押して制止した。
「しゃがんで」
 言われるまま、私は脚を折ってしゃがみ、肩までお湯に浸かった。
 どういうつもりかわからず、疑問符を浮かべる私に対し、エミリさんは笑顔だった。
「うん、いいわ。それじゃあこっちに座って」
 改めてエミリさんに促され、私は露天風呂の縁を形作る石のひとつに腰掛ける。
 どうしてエミリさんが一度私を湯に浸けたのかは、すぐに理解した。
 濡れた身体は普通よりも敏感に風を感じるようになってしまっていた。裸でそこにいるということが余計に強く意識され、湯に火照っているだけじゃない赤色が頬に混じる。
 温泉街から見られているかどうか、背を向けている私にはわからないけど、妙に背中がむず痒い感じがした。私だけじゃなくてエミリさんもいるのだし、気付かれる可能性はより高まっていると考えるのが普通だ。
 エミリさんは楽しそうに温泉を脚でかき混ぜている。大きく伸びをして、身体を晒すことに抵抗がないかのようだ。
「ルミナちゃんも、そんなに縮こまってないで。ほら、背筋を伸ばして?」
 自分で思っていたより、萎縮した気持ちは態度に出ていたらしく、エミリさんの手が私の背中をそっと撫でる。滑らかなエミリさんの手が、私の背筋を撫でて降ろされた。
 その感触から、自分で思うより背筋が曲がっていることに気付かされた。
「……っ、は、はいっ」
 せっかくここまでやったのだから、と思い、私は精一杯背筋を伸ばす。そうすると自然と胸を張るような姿勢になってしまい、より強くさらけ出しているという実感が得られた。
 大自然の中で解き放たれたような、そんな開放感。
 これを味わうために露出プレイをしていると言っても過言ではない、心地良さ。
「は、ぁ……」
 思わず口から吐息が漏れた。自分でも感じている事が明らかな熱を帯びた吐息。
 そんな吐息が零れた口を、エミリさんが急にその唇で塞いで来た。
「んっ、うッ!?」
 驚く私に対し、エミリさんは妖艶な笑みを浮かべていた。
「んふ……っ、ルミナちゃんがあんまり可愛いから、つい」
 ごめんね、と謝りつつもエミリさんは止まらない。
 エミリさんは身体を絡めてきながら私の唇に自分の唇を重ね、さらに舌まで入れてきた。
 恐ろしく早い動きに抵抗を考える暇すらない。
 身体に回されたエミリさんの手が私の乳房を柔らかく揉んで、もう片方の手は私の股間に触れてきている。
「ふあっ、あっ、んんんっ」
 乳房、秘所、そして口内。
 三点を同時に責めてくるエミリさんに、私は反撃するなんてことも考えられなかった。
 ただ、与えられる刺激に悶え、せめてものお返しに侵入してくる舌に自分の舌を絡める。
 少しはエミリさんを感じさせることが出来たけど、三点同時に責められている私が敵うわけもなく、エミリさんの手と口によって絶頂させられてしまった。
「ん、んっ、あ、ああああああ~っ!」
 肩が跳ね、溢れる感情を抑え込むために、エミリさんの身体にしがみつく。びくんびくんと動いてしまうはしたない身体を、エミリさんはしっかり受けとめてくれた。
 やがて絶頂の波が過ぎ、脱力した私はエミリさんに身体を預けつつ、呼吸を整える。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 誰が来るともわからない、それどころか温泉街から丸見えなところで、それだけ感じてしまったことが恥ずかしい。
(誰か来てたら大変なことになってた……良かった、誰も来ない、で……ッ!?)
 そう思った私は、気付いてしまった。
 絶頂したばかりでぼんやりとする視界。

 その端に、私たちのことを窺っている人物がいることに。

つづく

露出旅行記 露天風呂編 おわり


 温泉に浸かり、エミリさんに絶頂させられ、のぼせる寸前まで火照ったはずの頭から――さっと血の気が引く。
 私は思わずエミリさんの腕を強く掴んでいた。
「え、エミ、リ、さっ……むぐッ!?」
 こちらを窺う人のことをエミリさんに伝えようとしたら、また唇を塞がれた。
 両頬に手を添えられ、顔も反らせない。
「ムゥーッ」
 こんなことをしている場合じゃない。
 そう言おうと思ったけど、それより前にエミリさんが唇を合わせながら囁いてきた。
「ん……だいじょうぶ、落ち着いて」
 どうやらエミリさんもこちらを窺う人影のことには気付いていたみたいだった。
 けれど、それなら早く逃げないと。
 そう思って焦る私に対し、エミリさんは余裕があった。
「茂みの向こうで固まっちゃってるみたいね。思いがけないところに出くわしちゃって、どうしたらいいのかわからないって感じかしら?」
 自信に溢れたエミリさんの言葉には、そうだと思わせるだけの力があった。
 そのおかげで、焦りかけていた私は少し冷静になる。
「気付いていることに気付かれたら、かえって面倒になるかもしれないわ。このまま気付いてないふりをして、何食わぬ顔で立ち去りましょ?」
(そんなこと言われても……)
 いままででも十分恥ずかしかったのに、確実に見られている状態で続けるなんて。
 焦りで引いたはずの頬の熱が、あっという間に戻ってくるのを感じた。
(の、のぼせちゃう……!)
 けれどエミリさんは容赦してくれない。
 ディープ・キスをしながらも、私の手を掴むと、自分の胸に私の手を導く。
「ねえ、ルミナちゃんも、私も気持ちよくさせて欲しいな?」
 エミリさんの胸に触れたことはこれまで何度もあった。けれど、こんな風に人に見られながら、かつ、汗やローション以外のものでじっとり濡れたエミリさんの胸に触れたことはなかった。
 手のひらではとても収まりきらないボリュームもすごいのだけど、いまはあまりに触り心地自体が良かった。
 温泉に入っていたこともあってか、人肌よりも少し高めになっている体温が、また一段と心地よく感じる原因だろう。
 思わず言われるがままに手を動かして、エミリさんの胸に刺激を与えると、エミリさんの口から熱くて甘い息が滲み出した。
「ふぁ……ああ、いいわ……その調子……」
「エミリ、さん……」
 手のひらで乳房の表面を擦るようにしながら、すくい上げるようにして重みを感じる。
 ずっしりと来るその感触はなんとも言いがたいほど素晴らしくて、いつまででも揉んでいられそうだった。
 そうしているうちに、エミリさんの乳首が硬く存在を主張し始める。
 親指と人差し指で挟み込むようにその乳首に触れると、さすがのエミリさんも思わず肩を震わせ、はっきりと感じていた。
「んぁっ、ルミナ、ちゃ……っ」
 そんな状態でも、私の名前を愛しそうに呼んでくれるエミリさん。
 私はエミリさんと一緒にこうしていられる幸せを噛みしめながら、エミリさんがイくと同時に再び絶頂した。
 エミリさんとふたり、互いに抱きしめ合って、息を吐く。
「はぁ……はぁ……行きましょうか」
「はぁ……はぁ……は、はぁい……」
 促され、私は立ち上がった。
 エミリさんと互いに支え合いながら、ゆっくりと露天風呂から上がり、脱いでおいておいた浴衣を手に取る。
(あ……でも、タオルが……)
 濡れた身体を拭くタオルがないことにいまさら気付く。ドキドキしすぎてて、そこまで頭が回っていなかった。
 浴衣を手にしたまま、どうしようかと思っていたら、エミリさんは私の手を引いて、遊歩道の方へと歩きだした。
「え、ちょっと……っ」
 近くに人がいるのはわかっていたので、名前を呼ぶのはまずい。
 言葉を飲んだ私に対し、エミリさんは微笑みながら言う。
「少し歩いて乾かしましょ。大丈夫。この遊歩道を使う人は少ないから」
 そういうエミリさんの目が一瞬隠れている誰かの方を向く。ここで立ち止まって乾かすことは出来ないという意味だろう。
(確かに、ここから離れることが先決……)
 私はそう覚悟を決め、エミリさんに手を引かれるまま、ついていく。
 幸い、隠れていた人は私たちを追いかけては来なかった。少し気になるけど、何もしてこなかったのであれば、問題はないはずだ。

 こうして私たちは露天風呂を満喫した後――ふたりして素っ裸のまま、遊歩道を再び歩き出したのだった。


露天風呂編 おわり
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