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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

露出への共感 まとめ

『露出への……』シリーズ第六章『露出への共感』のまとめです。
続きを読むからどうぞ。

露出への共感5

 その時、私はすぐにショーツを履きなおせばよかったのだけど、エミリさんの絶妙な声かけがそうさせてくれなかった。
「早く脱がないとみられちゃうわよ!」
「ひっ……」
 その声に慌てた私は、脱ぎかけていたショーツを足先までずり降ろし、片方ずつ足を抜こうとして、思いっきり引っ掛けてしまった。
「わっ、ひゃっ、きゃぁっ!?」
 焦る私の身体はふらふらと揺れて、そして、そのまま地面に倒れそうになる。
 その私を、エミリさんが力強く支えてくれた。
「大丈夫?」
 落ち着いた調子で話しかけてくるエミリさん。私は慌てて頷いた。
「だ、大丈夫です! それより早く……!」
「焦らなくて大丈夫よ。こっちには来なかったから」
 そうエミリさんに言われて、私は周囲を見渡した。確かに、こちらに近づいてくる人は誰もいない。視界内には人影はなかった。
 思わず安心した私は、ほっと息を吐く。
 エミリさんは再びベンチに腰掛けた。
 私は自分の足元を見て、くしゃくしゃになったショーツを見つける。
「あ……っ」
 引っかかってしまったせいでかなり強い力がかかったのか、伸びきってしまっているし、踏んでしまったらしく、土塗れになっていた。
「あら……ダメになっちゃったわね」
 エミリさんは苦笑を浮かべる。私は慌ててエミリさんからショーツを隠すために、地面に落ちたそれに向かって身体を折り曲げる。
 その時、私はスカートの裾から風が吹き込んで来て、その異様な感触に肩を震わせた。
(うわ……っ、ちょ、っと、待ってよこれ……っ)
 ショーツを一枚身につけていないだけなのに、頼りのなさが半端ない。風が直接股を潜って抜けて行く感触が異様に鋭敏に感じられた。
 私は思わずスカートを手で抑えて、少しでも外気がそこに触れることを避ける。
「あら、どうしたの?」
 そんな私に向けて、エミリさんが問い掛けてくる。誰よりも感覚はわかっているであろうに、すっとぼけるエミリさんは嫌な笑みを浮かべていた。思わずむっとして、正直に言えなくなった。
「……なんでも、ないです」
 こういうムキになってしまう性格は直さなければならないと思っているのだけど、中々そうは出来なかった。
 私は片手でスカートを抑えながら、地面に落ちたショーツを拾い上げる。それを畳んで、鞄の中にしまう。
 エミリさんがベンチから立ち上がった。エミリさんも私と同じようにノーパンで、同じ感覚を感じているはずなのに、全くそれを気にしている様子はない。
「それじゃあ、行きましょうか」
 エミリさんが手を伸ばして、有無を言わさず私の手を取った。そして、歩きだす。
 私は思わず、エミリさんに声をかけていた。
「え、エミリさん……」
 片手が鞄で塞がっている以上、もう片方の手を握られると、スカートを抑えることが出来ない。歩くたびにスカートが揺れて、頼りない感覚に思考が痺れる。
 エミリさんは全く気にせず、速足くらいのスピードでどんどん先を歩いて行く。
 私は鞄を持っていて不自由な手を使って、出来る範囲でスカートを抑えつつ、エミリさんのあとを突いて必死に歩いた。

~続く~

露出への共感4

 どうぞ、と促されはしたものの、私は暫く動けなかった。
 エミリさんの視線はちょうど私の腰辺りになっている。脱ごうとした時に見えるか見えないか絶妙な高さだった。
「……あの」
「なに?」
 見られているのが恥ずかしい、と言いたかったけど、エミリさんが何気ない感じで足を組む動きに、思わず言葉を呑みこんだ。
 非常に何気ない調子でエミリさんは足を組んだけど、現在エミリさんはノーパンだ。その感覚を想像して、思わず顔が熱くなる。
 いまから、その想像が想像じゃなくなる。私はごくりと唾を呑みこんだ。
「……あんまり、見ないでください」
 そう言いつつ、私はスカートの中に手を入れる。けど、周囲から誰かきていないか気にしながらだと、中々踏ん切りがつかなかった。
 進むことも戻ることも出来ず、私は躊躇って時間ばかりが進む。エミリさんの言う通り、早くしなければ誰か来るかもしれないのに。
 私が動けずにいると、エミリさんが含みのある笑顔を浮かべた。
「ルミナちゃん、私が周囲を見ているからその間に脱いだらいいわ。エミリちゃんは脱ぐことだけに集中すればいいから」
 そういってエミリさんは周囲を見渡す。
「うん、いまも誰も来てないわ。ほら、早く」
 促されて、私は小さく頷く。
 エミリさんが周囲を見てくれているということは、エミリさんの視線は私に向いていないということだ。
 それなら見られる恥ずかしさも少しはマシだと感じる。
 私はエミリさんが周囲を見渡しているタイミングに合わせて、スカートの中でショーツに指をかける。
 そして、それをぐいっと下にずり下げた。ゾクゾク、っと背筋を妙な感覚が走る。
「ふ……ぁっ」
 下半身から感じる妙な感覚に、私は思わず変な声が出てしまう。
 とにかく脱いでしまわなければならないと感じた私は、そのままショーツを膝の高さくらいまでずり下げた。
 その時、エミリさんが口を開く。
「あ! 人が来たわっ」
 心臓が、爆発するかと思った。

露出への共感3

 そうエミリさんが「ここ」と示したのは、公園のベンチだ。
 当たり前だけど、ベンチの周りに遮蔽物なんてなく、周りからは丸見えだ。
「……え?」
 聞き間違いかと私はエミリさんの顔を窺う。エミリさんは楽しげな笑みを浮かべていた。
「ここで脱いで?」
「む、無理です!」
 咄嗟にそう答えていた。実際無理だ。
 けれど、エミリさんは全く動じない。
「大丈夫。ショーツを脱ぐだけなら、誰にも気付かれないわよ。人の通りもいまは少ないし」
「で、でも……」
 私は周囲を見渡す。人が通りかかってくれれば、固辞する理由になったのに、こんな時に限って人っ子一人いなかった。
 元々利用者が少ない公園ではあるけど、それにしたってタイミングの悪いことだった。
 私が躊躇っていると、エミリさんが不意に立ち上がる。
 そして、スーツのスカートの中に手を入れたかと思うと、するっとショーツを脱いでしまった。
 あっけに取られている私の前で、エミリさんは片足ずつあげて足からショーツを抜き、脱いだショーツをクルクルと丸めてポケットの中に入れてしまう。
「ね? さっとすればこれくらいの時間で脱げちゃうのよ?」
 都合十秒もかかっていない。もっと早いかもしれない。
 だから。
「だから、大丈夫よ」
「は、はい……」
 私は思わずそう頷いてしまった。
 エミリさんが私の腕を取って立ち上がるように促す。思わず立ち上がった私と入れ違いに、エミリさんは再びベンチに腰掛けた。
「さぁ、どうぞ」

露出への共感2

 露出をすることになってしまった。
 やってしまった、という感覚はあった。いまからでも止めるべきじゃないか。もしも人に知られたら。
 そんな不安が渦巻き始めるのをわかっていたかのように、エミリさんが優しく肩を抱いてくる。思わず身体が震えた。
「大丈夫。急に全裸になれとか、そんな無茶は言わないわ」
 肩を軽く撫でられながら放たれたエミリさんの言葉に、思わずほっとした。
 けれど、それと同時に疑問が湧く。何となく露出=全裸のイメージがあったから、全裸にならなくていいと言われると、じゃあどうすればいいのか想像が出来ない。
 エミリさんは、その疑問に応じてくれた。
「一口に露出って言っても、色んなやり方があるの。中には露出なのかどうかわからなくなるような物もあるけど、それは人の捉え方次第だしね」
 にっこりと、まるで私を安心させようとしているかのような笑顔だった。
「……じゃあ、どうすればいいんですか?」
 エミリさんに尋ねると、彼女は無言で私の身体を指差した。正確には、スカートを履いた下半身を。
「ノーパン、ってしたことある?」
 私は一瞬その言葉の意味を捉え損ねた。そして、すぐに理解して顔が赤くなるのを感じる。
「あ、あるわけないでしょう!?」
「あら、そうなの? 人生で一度くらいはノーパンってやるものかと思ってたけど」
 普通はない。たぶんエミリさんも冗談のつもりだったのだろう。すぐに「ごめんごめん」と謝って来た。
「水着を着て学校に行って、換えの下着を忘れるとか、雨の日に転んで下着まで濡れて脱がざるを得なくなるとか、そういう意味で言ったんだけど」
「……そんなの、あり得ないですよ。普通は」
 漫画じゃあるまいし。仮にそうなってもノーパンで過ごすよりもっと普通に対策は打てる。
 話が逸れたことを感じたのか、エミリさんは改めて話を戻した。
「まあ、要はそういうことよ。ルミナちゃんには、ノーパンになって貰って、暫く私と散歩してもらうわ」
「……暫くって、どれくらいですか?」
 一応聞いておかないといつまでも伸ばされかねない。
 するとエミリさんは意外な答えを返して来た。
「ルミナちゃんがダメだと思った時まででいいわよ。五分でも十分でも、ルミナちゃんがもうだめと思ったらそこで終了しましょう」
 その提案は意外だった。それはつまり、私が自由に終了時間を決められるということだ。
 究極、脱いですぐダメと言ってもいいのだ。さすがにそれはやりすぎだとしても、比較的すぐに解放されるかもしれない。
「……わかりました」
 私は意を決して頷く。
 そして、次のエミリさんの言葉に固まった。
「じゃあ、ここで脱いで?」

露出への共感1

 これから、ちょっとだけ露出してみない?

 そのエミリさんの言葉が、頭の中で反響する。私はその言葉を理解出来なかった。いや、理解はしているはずだったけど、頭がそれを理解することを拒否していた。
 じっと数秒ほど私は固まって、それからようやくその意味を理解し、そしてその意味がわかると同時に、顔に血が昇ってくるのを感じる。
「……っ」
 嫌です、と応えようとした。少なくとも私の理性はそのつもりだった。
 けれど、言葉は喉の奥で絡まって、形にならなかった。
 エミリさんが、私に顔を寄せて来て、優しく囁く。
「るみなちゃん、自分は露出になんて興味はないって思ってるでしょ?」
「……あ、当たり前です」
 詰まっていた喉が通って、辛うじてそう応えることが出来た。それが私の真実だと思っていたからだ。私は興味はないと応えたのに、まるでエミリさんは気にすることなく、自信を持った口調で言う。
「それなら、一回くらいしても、気持ち悪いだけで終わるわよね?」
「……!」
「どうかしら? ちょっと性質の悪いのに絡まれたと思って、一度だけ付き合ってみない?」
 それは、まるで悪魔の囁きのように。
 私の耳の中に入り込んで来た。
「もし、あなたが一度だけ私と一緒に露出してくれるのであれば、私はもうなにも言わない。コートも受け取って帰るし、二度と会うことはなくなると思う」
 じっとりと、それは耳朶に絡んだ。
 そしてエミリさんのその提案は、私にとって、とてもいい免罪符になったのだった。
 一度ならいいか。一度やってみてしまえば、きっとこのもやもやとしていたものがなくなって、すっきりするはずだと。
 もう二度と、下らないことで迷わなくても済む。
 私はそう考えてしまった。すでに『一度だけ露出するところを見ていて欲しい』と言われて、それで終わらなかった事実も忘れて。
「…………いち、どだけ、ですよ」
 声は不自然に掠れて、届いたのかどうかもわからなかった。
 けれど、エミリさんには届いていたようだ。
 エミリさんの笑みが、深くなったから。

作品紹介:『わらしべ露出 ~物々交換してたら何故か全裸になっちゃいました~』

久しぶりに露出ものの作品の紹介をします。
今回の作品は「そうきたか!」と思わず思った、アイデアが光る作品です。

わらしべ露出 ~物々交換してたら何故か全裸になっちゃいました~
わらしべ露出 ~物々交換してたら何故か全裸になっちゃいました~

この作品は、とある出会いを求めていた女の子が、胡散臭い占い師に「わらを交換していけば素敵な人に出会える」と言われ、その通りに実行した結果、なぜかどんどん全裸になり、ついにはとんでもない格好にされてしまう話です。
わらしべ長者というのは、色んな作品でネタにされることのあるポピュラーなシチュエーションですが、それをこう露出に持って行くとは想像も出来ませんでした。

まあ、「ねーよ!」と言いたくなりますが、このアイデアには脱帽です。
フィクションの世界くらい、こんなあり得ないことが実現してもいいじゃないですか^^

決してその気が無い、清純な感じの女の子がどんどん変態的な格好になっていく様は実に良いですね。

追記に大きな画像を貼って置きます。
[ 2014/01/26 18:28 ] 紹介 作品など | TB(0) | CM(0)

PIXIVの方で作品公開しました

露出っ子倶楽部『初詣』の後編をアップしました。
なお、ブログにもまとめとして前後編をまとめた記事を作ってます。

明日からは『露出への……』シリーズの続き……のつもりだけど、正直そんなに時間取れないのでゆっくり進行になります。
[ 2014/01/26 17:22 ] 連絡 | TB(0) | CM(0)

露出っ子倶楽部『初詣』まとめ

露出っ子倶楽部に所属する者の初詣です。
続きを読むからどうぞ。

露出っ子倶楽部『初詣』10

 ナナミはその時、何も考えられていなかった。
 ただ、その場に留まることが危険だということだけがわかっていた。
 だから、ナナミは立ち止まることなく、足を動かし続けた。二人組の視線が身体中に突き刺さるのを感じながらも、ナナミは足を止めなかった。止められなかった。
 そのナナミの行動が功を奏したのか、二人組の男は思わず左右に避け、ナナミを通す。
 その行動や二人の表情から安全そうなことを察したナナミは、ふと悪戯心を抱き、そしてそれを実行に移した。二人の間をすり抜けながら、軽く頭を下げ、にっこりと笑って見せる。
「あけまして、おめでとうございます」
 声がどれくらい出ていたかはわからない。だが、それに対して二人組の男子はなんとも言えない表情を浮かべていた。
「お、おめでとうございま……す?」
 歯切れ悪く挨拶してくる二人の間を抜け、ナナミは出来る限り自然体を維持し、神社から出る。そして曲がって男達から死角になったと思った瞬間――全速力で駆けだした。足元が危険だとかそんなことを言っている場合ではない。
 服と靴を隠していた場所からそれらを回収し、とにかく逃げる。幸い、男たちは度肝を抜かれたのか、追い掛けてくる様子はなかった。
 十分離れたと思われるコンビニの駐車場で、ナナミは一つ息を吐いた。
(あぶな……かった……!)
 ナナミは何度かの経験の中で、もっとも危険な相手というものを学んでいた。
 それは、男性の集団だ。もちろんグループにもよるが、基本女性のグループが嘲笑するだけで済ませてくれるところを、性質の悪い男性のグループだと命の危険さえ感じるからだ。
 最後に出会ったのが、普通ではなかった場合は危なかった。犯されるだけならおもかく、写真に収められたりして脅されては溜まらない。
 なんとか無事に『初詣』を終えられたことに、安堵するナナミ。久しぶりに着たコートは暖かかった。
 そこでふと、ナナミはある事実に気付く。
(あの人達に……全部見られちゃったよね)
 直接見られた身体はもちろん、社の前までいけばナナミが放尿した形跡まで見られてしまうだろう。
 その事実を想像して、ナナミはさらに興奮する自分自身を感じていた。
(……次は、何をしようかな)
 倶楽部の提案する露出課題はいくうらでもある。それを達成していくのがいまから楽しみだ。
 ナナミは次は何をしようか、考えながら帰路を急ぐのだった。

~露出っ子倶楽部 『初詣』 終わり~

露出っ子倶楽部『初詣』9

 ぶるり、とナナミの身体が震える。
「あ……っ」
 思わず、と言った調子の声がその口から漏れる。
 それと同時に、別のものも彼女の身体から漏れ出ていた。
 突き出した腰、その足と足の間から、それが黄金のアーチを描いて落下する。
 かなり我慢していたからか、それとも寒さに凍えていたせいかはわからない。
 いずれにせよ、通常よりも勢いを持ったその黄金水は、ナナミの足と足の間に落ち、生暖かい湯気を立てた。
 社の前での失禁。一応賽銭箱にかからないよう、石畳のところでやったとはいえ、普通ならばバチ当たりと言うレベルではない。
 その背徳感も相成って、ナナミは放尿しながら軽くイってしまった。
 膝ががくがくと笑い、いまにもその場に崩れ落ちそうになる。それを何とか堪えた。
「う、うぅ……ふぅ……ぅっ」
 かなり長い放尿時間を経て、ようやく止まる。
 ナナミはその場で崩れ落ちてしまいそうになったが、なんとか堪えて、姿勢を正し、再度社に向かって礼をした。
「ごめんなさい……私の全てを、どうか見守っていてください」
 願わくば、安全に露出出来ますように、とナナミは願う。
 ふらふらになりながらも、社に背を向けて、帰路を急ぐ。
(やっちゃった……! ぜんぶ、全部……!)
 結局、倶楽部の会則に指定されていた全ての行為をナナミは行っていた。
(良かった……誰にも見つからなくて)
 もう全て終わったと思っていた。
 だからナナミは、それを怠っていた。それが示す結末は明らかだった。
「「あっ」」
 神社の入り口で二人分の声が響く。
 恐らくは初詣に来たのであろう、大学生くらいの男性の二人組。
 ナナミはその二人と、正面から出くわしてしまった。

露出っ子倶楽部『初詣』8

(298……299……300!)
 ようやく五分の時間が過ぎ、ナナミは顔をあげることが出来た。
 この寒い中、五分もじっとしていたせいで、身体が凍えて動き辛くさえ感じられた。
(やば……さすがに早く帰らないと……)
 風邪を引いてしまう。罰なのだから仕方ないが、生活に影響が出ては、気兼ねせず露出を楽しむことが出来なくなる。
(……とにかく、初詣を終わらせてしまおう)
 賽銭は投げられないが、ナナミは社に置かれた賽銭箱の前に立った。
 そこで作法通りの礼をし、そしてそこから露出っ子としての行動に移る。
 しっかり前を見据え、仰け反るほどに胸を張り、足をガニ股に開いて腰を前に突き出す。
 両手は頭の後ろで組み、肘を頭の横になるように上げる。
 恥ずかしいところを何一つ隠せない恥ずかしい格好だ。
 羞恥と寒さに震えながら、ナナミは神様に向かって宣誓をする。
「私、は……露出っ子として……っ」
 ナナミは自分で声が出ていないことに気付く。寒さに晒され続け、身体が思うように動いてくれないのだ。
 それではダメだと、ナナミは気合いを入れ直す。
「私、は! 今年も一年間、露出っ子として! 隠すことなく堂々と! いやらしい身体を晒し続けることを! ここに誓います!」
 外まで響くほどではなかったが、神社の敷地内にいれば確実に声が聞こえただろう。
 そんな声を出したということに、ナナミは自分で自分を褒めてやりたいくらいだった。
(こ、れで……あとは……)
 ナナミは最後の仕上げに入る。神様の前で全てを曝け出すこと。それが露出っ子倶楽部の初詣だからだ。
 冷え切った身体でも、次のナナミがしようとした行動は容易に出来ることだった。

露出っ子倶楽部『初詣』7

 その事実に気付いた瞬間、ナナミの心臓は激しく音を立てて鳴った。
 それはこの初詣という行為が失敗に終わると言う恐怖からではなく、やり直しをしなければならなければならないという想いからでもなかった。
 なぜなら、露出っ子倶楽部の会則はこうなった場合の『ペナルティ』を設定しているからだ。
 同じ行為をもう一度繰り返させるということは興奮を損なうという観点から設定されていることだったが、当然ペナルティというからには露出する側としては出来ることなら避けたいことだった。
(……仕方、ないよね)
 ナナミはそう考えて自分自身を納得させる。十円玉を持っていれば避けられたペナルティなのだから、甘んじて受けなければならない。
 露出っ子であるナナミだったが、元々が真面目な性分である。例え自分以外の誰も見ていなくても、確実にそれに沿った行動を取らなければならないと思っていた。
 ナナミは辺りを見渡して誰も来ていないことを確認すると、社の前で正座の姿勢を取り、かじかむ両手を前に突く。そして、社に向かって深く頭を下げた。額が地面に突くほどの、礼。
 つまり、土下座だ。
 寒い夜中、誰もいない神社の中で、全裸で土下座する。
 その状況を客観的にナナミは想像し、その惨めさに震えた。
「神様、露出っ子のナナミは、お賽銭を忘れて来てしまいました。申し訳ございません」
 はっきりと口に出して謝罪する。
 全裸での土下座ほど惨めなものはない。ナナミはその惨めさに心を震わせながらも、身体が興奮するのを感じていた。
 地面に接している足や手、額から、より強い感覚を感じ、ナナミは自身の興奮を高めて行く。
 たっぷり五分はそのままの姿勢でいた。長くいればいるほど、人に見られる可能性は高まる。
 時間を数えながら、ナナミは早くこの時間が過ぎ去ることを祈っていた。

露出っ子倶楽部『初詣』6

 社の前に設置された賽銭箱に向かって、一歩ずつ足を踏み出していく。
 石畳の冷たさは痛いくらいで、それは私により強く自分の現状を認識させることに、一役かっていた。
 ただでさえあそこと乳首に水をかけたせいで、僅かな風の動きにさえ敏感になっているというのに。
 最初は痛いだけだった感覚が、段々気持ちよさに変換されつつあった。自分の頭がおかしくなってしまったのではないかと思うほど、私は激しい快感に翻弄されつつ、社を目指す。
 ぺたっ、ぺたっ、という裸足の足音が誰もいない神社に響く。
 今にも倒れそうになりつつも、私はなんとか社の前まで移動した。
(次……次は……)
 興奮で沸騰する頭を叱咤してなんとか初詣の作法を思い出す。
 そして、致命的なミスに気付いた。
「あっ……!」
 賽銭箱に入れるはずだった十円玉を忘れてきてしまったのだ。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 というわけで再開です。……短くてすみません(汗)
 ぼちぼち書いて行きますのでよろしくお願いします。

PIXIVの方で作品公開しました

とりあえず前編をアップしました。
明日からこの続きに取りかかる……予定でしたが、書く時間が取れないので、もう一週、間を置きます。
[ 2014/01/12 15:39 ] 連絡 | TB(0) | CM(4)

ここまでを前編とします

ちょっと色々と始まるせいで忙しくなるので、ここまでを前編とし、一区切りつけます。
1/11(土)くらいまで休止し、日曜日にPIXIVへのまとめアップ、来週月曜日から後半の執筆に取り掛かります。

ここからがいいところなのに……(T_T)
[ 2014/01/07 20:05 ] 連絡 | TB(0) | CM(2)

露出っ子倶楽部『初詣』5

 まずやるべきことは取水場でのことだった。
 本来なら手を清めるためのこの場所で、ナナミはまずは普通に手を洗う。すでに冷え切っていた彼女の手に、取水場の水はむしろ暖かかった。
 ここからが露出っ子としての行動だ。
「……よ、よし」
 ナナミは身を乗り出して、取水場の上に上半身を突き出す。そして、そのつんと尖った乳首の先端に向けて、取水場の水をかける。
「は、ぅ……っ!」
 さすがに乳首に対しての直接の刺激は強い。ナナミは体を寒さとは違う意味で震わせる。もう片方の乳首にも水をかけ、ナナミはもう一度体を震わせた。
「はぁ……っ、はぁ……っ」
 両手に水を掬い、左右の乳房にもみ込むように塗りたくる。心臓が止まりそうなほどの冷たさを感じるが、同時に強い会館も感じていた。自ら胸を揉んでいるという状況に、ナナミはさらなる快感を覚えるのだ。
 さらに、ナナミはその場で大きく足を開き、無防備に晒したあそこにおかれていた柄杓で水をかけた。
「はぅっ……ん!」
 冷たさと純粋な水の衝撃に、彼女の肩が跳ねる。
 これで取水場でやることは終了だ。手を清めるべきところで、露出っ子にとってもっとも大事な乳房と乳首、そして秘部を清めるのは、意味的にも間違いではないだろう。
 ナナミは寒さを堪えて背筋を伸ばし、両手を体の後ろで訓だ。決して自分の体を隠さないという決意を持って、賽銭箱がおかれている社に向かって歩き出した。
 しかし、ナナミは致命的な間違いを犯しているということに、気付かなかった。

~続く~

露出っ子倶楽部『初詣』4

 まず神社の敷地外、一番人が来ないであろう裏路地で、着ていたコートを脱ぎ去る。寒い正月の外気の中に全裸を晒すことになり、思わず震えたが、ナナミはそれを我慢してコートを道の脇に隠した。履いていた靴も同じところに隠す。素足は危険だから普段は全裸といっても靴まで脱ぐことはあまりないのだが、正月は特別だ。一応気をつけつつも、ナナミはそのまま歩き始めた。
(う、うわっ、靴が、ないだけで……こんな……っ)
 普段全裸で露出をするときにも感じたことのない恐ろしい感覚に、ナナミの心臓は爆発しそうだった。冷たい地面に、足裏の熱が奪われ、ざらついた地面の感触を直接足裏に感じる。
(やばっ、これ……くせになりそう……っ)
 露出の範囲としてはそんなに変わっていない。靴があるかないかだけのはずなのに、ナナミは自分が本当に全裸で野外に放り出されたという感覚に、目の眩むような興奮を覚えていた。
 かすかにふらつく足を叱咤し、なんとか神社の前にたどり着く。
 神社の入り口を表す鳥居の前で、ナナミは立ち止まり、周囲を見渡した。
(いまのところ……誰もいない)
 ナナミはそれを確認してから姿勢を正し、ほぼ直角に腰を曲げて神社に向かって一礼する。たっぷり十秒程度、ナナミはその姿勢を維持した。
 これも倶楽部の会則で決まっている初詣の作法だ。周りを確認することも体を隠すことも出来ない状態での硬直は危うすぎる。
 ナナミは自分の体の、恥ずかしいところから蜜がこぼれるのを感じた。
(ま、まだ入ってもいないのに……)
 倶楽部的にやることはまだまだいっぱいある。
 彼女は再び顔を上げ、習性としてつい周囲の様子に気を配りつつ、神社の中に入っていった。

露出っ子倶楽部『初詣』3

 ナナミは外から神社を一周して中の様子を確認する。
(……よし、誰もいないみたい)
 彼女が狙っていた通り、神社の中には誰もいなかった。ここは小さな神社で、そもそも認識されていないということも大きいが、それより大きいのはほど近くにもっと大きな有名神社があることだろう。初詣という大事な時は、同じくらいの距離なら有名な方に向かうのは道理だ。
(……ここには神主さんもいないし……こんな神社が近くにあってよかった)
 もしこんな神社が近くになければ、遠方まで車で行かなければならなかったところだ。
 それはそれでより安全なところだったかもしれないため、一長一短ではあるだろうが。
 ナナミはしばらく不自然じゃない程度にそのあたりをうろついて、人が全く来ないことを確認する。すでに時間は三時くらいになっている。このくらいの時間帯がもっとも安全であると、ナナミは直感していた。
(日が変わってすぐにいく人は多いだろうし、朝になっちゃえばそれもまた多い……この時間が最適……なはず!)
 いつまでもその場で足踏みをしているわけにはいかない。
 ナナミは意を決して、露出っ子倶楽部の初詣を始めることにした。

露出っ子倶楽部『初詣』2

 マニュアルを読み込んだナナミは、早速初詣でに出かけることにした。
 可能な限り脱ぎやすい服装で行かなければならない。それを考えれば露出っ子としての服装は決まっているようなものだった。
 来ていた部屋着を全て脱ぎ捨て、肌寒さに身を縮めつつ、一枚の大きなコートに腕を通す。全裸コートが一番脱ぎやすいのだ。すでに何度も露出に挑戦しているナナミにとって、全裸コートは一種の正装のようなものだった。
 露出っ子倶楽部上級者はただの裸ではなく、荒縄を使って体を装飾するらしいけど、残念ながらナナミにはパートナーがいないし、自縛の心得もなかった。
 すでに硬く尖った乳首が、コートの内側に擦れ、甘いうずきを生み出す。
「ふ、ぅ……さて、行こっかな」
 家の鍵と十円玉だけをコートのポケットに入れ、ナナミは家を出る。靴はごくふつうのスニーカーだが、脱ぎやすいように紐は全部抜いてあった。さすがに裸足で外を歩くのは危ないから仕方ない。
 夜中はさすがに冷え込む。コート以外何も着ていなかったナナミは、本来なら凍えてしまうほどの寒さを感じるのだろうが、いまの彼女にはその寒さはあまり効果を現さなかった。それ以上に体が火照っているからだ。
 エレベーターに乗って、一階まで降りる。すると、そこでマンションの住民とすれ違った。
 ナナミは思わず首を竦めながらも、会釈をして行き交う。幸い相手はあまりナナミに注意を払っていなかったらしく、普通にすれ違うことが出来た。
 マンションの玄関ホールを抜けて、外に出ながら、ナナミは一つ息を吐いた。
 さすがにこの日は普段人が全くいない時間でも人が普通に活動している。いまさらながらナナミは不安になっていた。人に出くわしてしまうかもしれないということを、ひしひしと感じたのだ。
 それでも、恐怖を覚えると同時に、それに興奮もしてくるのだから、ナナミは自分が露出っ子であることを改めて自覚した。
 人とすれ違う度にばれないか緊張しながらもナナミは歩き、ついに目的の神社に到達した。

露出っ子倶楽部『初詣』1

 露出っ子倶楽部の会則にはこんな一文が記されている。
『初詣は神様への挨拶の正装である全裸で行うこと。その一年の露出の安全と健康を見守ってもらうためである』
 東城ナナミが所属する『露出っ子倶楽部』という団体は、ナナミのようにお金のない女子が露出する際の資金面でのサポートをしてくれるが、会則は厳しく、必ずそれを成し遂げなければならないことで有名だ。
 しかし同時に真の露出好きが集まる場としても有名で、資金面での融通や安全の確保などを考えるとこの倶楽部に所属しておくのは露出っ子としては心強い。
「……詳しい初詣の仕方……っと」
 ナナミは倶楽部の会員ページを検索し、倶楽部における初詣の作法を調べる。
 行事によっては詳細な作法が決まっていることがあり、それをきちんと実行しなければ会員資格を剥奪されてしまうのだ。
 出てきた『初詣の作法』というファイルを、端から端まで眼を通す。
「……ふむふむ。神社はどこでも構いませんが、必ず鳥居を潜る前に裸になりましょう。鳥居を潜ったあとで裸になることは、人様の家で着替えをするのと同じ不作法です、か……大丈夫かなぁ」
 彼女は少し不安げな目でそう呟く。彼女が目をつけていた神社は、普段はあまり人の来ない神社だった。そこならば仮にこの時期でも人で溢れることはないだろうという目論見だった。だが、その神社は市街地にあり、その近くを人が通りかかりやすい。
 神社の中に入ってしまえば、藪や木で周囲の目から隠れるところも多いが、そこに入る前は普通の道だ。
「あそこの前って、割と交通量は多いところじゃなかったかな……」
 車で初詣に出かける人も多いだろう。いくら周囲が暗いとはいえ、車のライトに照らされれば一発で見られる。
 けれど、見られることを想像したとき、ナナミのあそこは激しい熱を宿すのだった。

正月を堪能中

だらだら寝たり、おせちを食べたり、神社にでかけたり、特番を見たり……。
お正月は最高だぜ!w

明日くらいからぼちぼち書き始めようと思います。
とりあえず正月らしいネタを考えたので、それをちまちま書いて行きますね。

黎明媚態では『露出っ子クラブの初詣』のネタで行きます。
[ 2014/01/02 23:37 ] 連絡 | TB(0) | CM(0)

今年の目標

2014年、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今年の目標はどうしましょうかねぇ。
毎日更新は出来ればしたいのですが、一時期みたいに雑談でお茶を濁すようなことはしたくないですし……かといって、毎日書くのはしんどい時もあります。
なので、基本は毎日更新するとして、無理な時(忙しい時、時間がない時)は昨年12月にしたように、何週間か纏めて休む……みたいな感じにしたいと思います。
その方があとあと見返す時にも綺麗なんですよ。
その分、多少一日の更新が短くなる時もあるとは思いますが、一日千字くらいを目標に頑張りたいと思います。

pixivでの3Dカスタム少女も含め、のんべんだらりと頑張って行きたいと思います。
[ 2014/01/01 20:00 ] 連絡 | TB(0) | CM(0)
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夜空さくら (旧HN:黒い月)

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