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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

透明露出プレイ その2 まとめ

透明人間になれる能力を持つ露出っ子の物語の続きです。
続きを読むからどうぞ。
[ 2014/11/23 17:30 ] 透明露出プレイ その2 | TB(0) | CM(0)

透明露出プレイ その2 5

 どくん、と心臓が跳ねる。
(あ、あれ……?)
 私は嫌な汗が手の内に滲むのを感じていた。さらに力を込めてみたけど、鋏の刃が縄に食い込む感触がない。
 まるで鉄かなにかで出来たものに刃を立てようとしているような、そんながっちりとした手応えが感じられる。
(うそ……っ、試しに切ったときは、切れたじゃない!)
 私はさらに力を込めて、縄を切ろうとした。けど、無理な体勢で力を込めすぎて、手がつりそうになって、慌てて力を緩める。
(そんな……どうして……っ)
 焦りながら思考をめぐらせて、そして私は気づいた。
 そもそもこの透明露出プレイには重大な欠陥があるということに。
 私の能力は透明化だ。透明化している間、私の体は不思議な力で守られていて、だから裸足で野外を歩いても平気だった。それは、私の体にだけ有効な力じゃない。透明化しているものには、同様の効果があると考えるべきだったのだ。
 だから、私の力で透明になっている縄も、同じようにいかなる方法でも傷つけられないようになっているのだ。
(わ、わ、私のバカ――――ッッッ!!! なんで気づかなかったの!?)
 本格的に嫌な汗が噴き出した。
 縄を解くためには透明化が解けなければならない。けど、透明化が解けたあとはしばらく透明になれない。
 家までは一時間以上かかる。その間中、透明ではない状態で歩くことなんてできない。
 かといって再度透明化できるようになるまでここで待つとしても……そうなったら、今度は時間がまずい。朝が来て人通りが増えれば、露出プレイの難易度は跳ね上がるし、もし見つかったときの最悪度合が半端ない。警察を呼ばれる可能性も上がってしまう。
 私は焦る気持ちで混乱する頭で、この状況をどうにか打破する方法を探した。
 出た答えは、一つだ。
(……とにかく、家に帰ろう! 透明化が解除されるまで家に入れなくても、家の前ならまだマシなはず!)
 誰からも見える鋏を持って帰路を歩くのはかなり危険が伴うけど、それでもそれが一番妥当な方法のはず。
 私は意を決して、家に向かおうと思った。
 けど、こうなるとさっきの男の子たちがとてつもない障害になる。
(茂みの音に気付かなければいいんだけど……)
 私はバカ騒ぎをしている男の子たちを見て、きっと茂みの音なんか気にしないであろうことを確認する。
 彼らがこちらを見ていない間に、なるべく音を立てないように、茂みから出る。
 そして、一気に駆け出した。縛られた裸で、全力疾走なんて恥ずかしすぎるけど、背に腹は代えられない。
 なんとか無事に乗り切った。公園から出るとき、振り返ってみたけど、誰も追いかけては来ていない。
 私は、ほっと一息を吐く。

 そこに通りがかったおじさんと、私は盛大にぶつかってしまった。


~透明露出プレイ その3 に続く~
[ 2014/11/14 20:00 ] 透明露出プレイ その2 | TB(0) | CM(0)

透明露出プレイ その2 4

 カップルたちはさんざんいちゃいちゃして満足したのか、そこから離れていった。会話からすると、これからホテルに向かうらしい。
 さすがに野外セックスまではしなかった。してくれたら、もっと興奮できただろうに……ちょっと残念。
 ともあれ、私は改めて鋏を取ることに集中した。見せつけられながらも、自分も十分楽しんだけど、かなり時間をロスしてしまった。早く鋏を使って戒めを解いて、帰路に向かわなければならない。
(……あー、もう。変なところに置いてくれちゃって……)
 私は鋏がベンチの足の隙間に潜り込んでいるのを見て、ため息を吐いた。足の指を使えばさほど苦労はしないで取れたけど、もし引っかかってしまっていたらどうしてくれるのだろう。
 まあ、こんな変態的なプレイをしている私が悪いのだけど。
 私は足の指で鋏の持ち手を引っ張り、ベンチの下から鋏を取り出した。そして、さっきは失敗したけど、鋏をベンチの上に置いて、その近くに膝をついて鋏を手で取ろうとする。
 高手小手縛りになった手で、探り探り、鋏の持ち手を掴む。
(……よ、よし……あとはこれで……!)
 また誰かの話し声がした。私は慌てて鋏を持ったまま、立ち上がる。
(こっちにくる? どこかに隠れないと……!)
 私の姿は見えなくても、鋏は見えてしまっている。だから、いまのところ鋏は空中に浮かんでいるように見えるはずだ。
 それを見られたからといってどうということはないけど、不審に思われ、近づいてきた人に触られたらまずい。
 私は公園の茂みの中に隠れた。鋏はなるべくどこからも見えない位置にする。
 すぐに、声の主が現れた。声の主は、若い男の子たちだった。明るい色に髪を染めていたり、大きなピアスが光っていたりと、ちょっと危ない感じなのは見てわかる。
(あぶなかった……もしこんな子たちに見つかったら、本気でやばいよね)
 集団でいる男の子たちほど恐ろしいものはない。こんな格好をしていたら逃げることも弁明することもできず、レイプされてしまう可能性が高いだろう。
 男の子たちはとりあえず騒がしい声をあげながら、さっきまで私がいたベンチでくつろぎ始めた。
 危ないところだった。もうちょっとそこから離れるのが遅れていたら、彼らに触れられていたかもしれない。
(……どこかに行く様子は……ないか)
 茂みの中に入ったのは失敗だったかもしれない。ここから出ようと思ったら、茂みの音が立ってしまう。
 見えないから平気だとは思うけど、万が一の事故は避けたい。
(……仕方ない……とにかく、まずは縄を解こう)
 私は自分の体の自由を奪っている縄をまず解くことにした。縄さえ解ければ、音を立てながらでも素早く逃げることはできる。
 そう思った私は、ちゃんと鋏を持ち直し、何度か開けたり閉めたりして駆動を確認してから、届く範囲の縄にその鋏の歯を立てた。
 そして力を込めて縄を切ろうとして……縄は、びくともしなかった。
[ 2014/11/13 20:00 ] 透明露出プレイ その2 | TB(0) | CM(0)

透明露出プレイ その2 3

 思わず固唾をのんで動向を見守る私の前で、彼氏の方が彼女の肩を抱き寄せてぼそぼそと囁きを交わしている。彼女の方はなんだか恥ずかしそうにしながらも、ちらちらベンチの方を見ている。
 これはこっちにくる、と感じた私はやむを得ず鋏から手を放し、ベンチから数歩離れた。
 案の定、そのカップルはベンチに近づいてきて、彼氏がまず先にベンチに座った。そして。
「……ん? なんだこれ。あぶねーな」
 鋏に気づいたのか、それを手にしてしまう。こっちとしては焦ることしかできない。
 それを持ち去られでもしたら……私は破滅してしまう。
 彼氏は少し周りを見渡した後、その鋏をベンチの下に放り込んだ。とりあえず邪魔にならないところに、ということだろう。どうやら持ち帰ったりはするつもりがないらしいことに、少し安堵した。けど、ベンチの下に置かれてしまったため、二人が去らないと取り出せない。
 私はやきもきする気持ちで、彼らが去るのを待った。
 しかし、カップルはそんな簡単に去ってくれなさそうだ。
「ほら、来いよ」
 彼氏の方が、もじもじしている彼女に向かってそういう。
 暗くてはっきりとは見えづらかったけど、彼女は顔を赤くしているようだった。
「……ほんとに、ここでやるの?」
「たまにはいいじゃねーか。誰もこねぇよ」
 私が見ているのだけど、透明になっている私のことは見えていない。
 彼女はしばらく視線をさまよわせた後、彼氏に近づき、隣に座るのではなく、その膝の上に乗り始めた。
 真正面から抱きつくような、そんな体勢だ。いちゃつくのは余所でしてもらいたい。
(あれ……でも……もしかして……?)
 私がじっとその様子を見守っていると、二人は口づけを交わし始めた。彼氏の方は、彼女の体を抱きしめ、指先で愛撫し始める。彼女の方の息に熱いものがこもり始める。
(う、うわ……まさか……ほんとうに……?)
 どうやら、この二人はこんなところで、野外プレイを初めてしまうようだ。
 すぐ傍に全裸で縛られた透明人間がいることなど知らない二人は、堂々と野外プレイに没頭し始める。
 私はドキドキするのを堪えながら、ベンチの脇に腰を下ろした。
 まるで不自由な体に拘束された奴隷が、主人のプレイの傍で控えているような、そんな錯覚に陥る。そんなみじめな自分の姿を想像すると、私の心臓はさらに早く鼓動を奏でるのだった。
 自分がマゾなのだと自覚してしまう。
 私は銜え込んだバイブを力を込めてかみしめ、いまのシチュエーションと振動に酔いしれた。
 すぐ傍でちゃんと互いに愛し合うカップルが愛の行為をしている横で、私は無様にも自分で自分を拘束して、銜え込んだバイブの振動にイこうとしている。そう比較した自分のみじめさがたまらない。
 そんな倒錯した楽しみは、カップルが満足して去るまで続いた。
[ 2014/11/12 20:00 ] 透明露出プレイ その2 | TB(0) | CM(0)

透明露出プレイ その2 2

 私は初歩的な間違いを犯してしまったことに、焦りながらも心臓の高鳴りを感じていた。
 このまま縄を解けないとなると、本格的にまずい。そもそも透明化の能力が解けるまでに家に帰れないし、それに、もし帰れたとしても部屋の鍵が取り出せない。
 いずれにしてもアウトだ。誰かにこの情けない姿を、変態そのものの姿を見られてしまう。
 見られて、しまう。
(あ……やば……っ)
 私は心臓がひときわ大きく、どくんと鳴るのがわかって、頭の冷静な部分が警鐘を鳴らしているのを自覚していた。
 見られてしまう可能性が高くなった瞬間、私の露出狂としての本能が反応してしまっている。このままだと、なにも解決しないまま、ここで果ててしまう危険があった。
 私は昂ぶる気持ちと体をなんとか堪え、鋏をどうにかして手に取れるように考えた。
 とはいえ、高手小手縛りになっている以上、腕を腰から下には降ろせない。なら、鋏の方をどうにかして手に取れる位置に上げなければならなかった。
(とりあえず……足は自由なんだ。いくらでもやりようは……ある)
 足の指で鋏をつまみ、それをベンチの上に置く。大股開きになってしまうけど、これは仕方ない。
 そして、ベンチの前で膝をつき、体を捻って手を下げ、なんとか鋏がつかめないかやってみた。高さ的には十分届く。けど、体を捻るたびに体を締め上げている縄に虐められることになって、余計に気持ちよくなってしまう。
(冷静に……冷静に……)
 高手縛りをされた状態の手探りで鋏を掴むのは中々難しかった。指先にあたって、大きく位置がずれてしまう。
 無理に手を伸ばそうとすると、腕がつってしまいそうだ。こんな状態で腕がつったら、どんな後遺症が残るかわかったものじゃないから無理はできない。
(もう……ちょっと……!)
 何度か失敗して、ようやく鋏の持ち手のところに指がかかった。
(やった!)
 あとは手の内に握り込めば……というところだった。
 すぐ近くまで、人が来ていることに気づいたのは。
 鋏を取るのに夢中になっていて、周囲の警戒がおろそかになっていた。ベンチのすぐ傍を、カップルらしき二人組の男女が歩いてくる。
 私は咄嗟に逃げるべきか逃げざるべきか迷った。鋏に指はかかっている。あとは引き寄せればそれでいい。けど、いまこの状況で動いたら、鋏が勝手に動いているのをカップルに目撃されるかもしれない。目撃されるだけならともかく、近づいてこられたら最悪だ。かといって手を放してしまったらまた同じだけ時間をロスしてしまう。
 こっちに近づかないことを祈りながら、私は変な体勢でじっとしていることにした。
 カップルたちは仲睦まじい様子で、ベンチの前を通り過ぎる。
 ほっとできたのも、一秒ほどのことだった。
 突然彼氏の方が立ち止り、ベンチの方を見たからだ。
[ 2014/11/11 20:00 ] 透明露出プレイ その2 | TB(0) | CM(0)

透明露出プレイ その2 1

 自分の荒い呼吸音が夜の街に響く。
 私は口に咥えたものの中で舌をめぐらせ、こぼれそうになっていた唾液を舌に絡めた。開口具に付着していたそれは、私の体温が奪われて冷たくなっていて、ひんやりとした感触が舌に心地よい。
(ふぅ……ふぅ……)
 私の体を縛り上げる縄は、汗を含んだためかしっとりと湿って、さらに私の体を締め上げてくる。その刺激は、誰かの腕に抱かれているかのような安心感を私に与えてくれていた。もっとも、安心感を与えてくれても、その縄は私の自由を完全に奪っているのだから、本当は安心感なんてかけらもない存在なのだけど。
 あそこに入れたバイブはいまも振動を続けていて、いけない液体を私の中からどんどん溢れださせていた。腰が砕けそうになるのを堪えて、必死に歩みを進める。
 ふと気づいた時、私は目的の公園の目の前までやってきていた。周りを注意しながら、ゆっくり慎重にやってきたから、もう家を出て一時間半は経過していた。
(ふぅ……こんな距離の公園になんて、この能力がなければ来れなかったわよね……)
 いくら深夜とはいえ、人通りはそれなりにある。実際、最初に自転車に乗った男の人にすれ違った他にも、飲み会の帰りと思われる会社員の集団ともすれ違ったし、カップルが歩いているのにも遭遇した。
 透明化できる能力がなければ、もうなんど見られていたことかわからない。
 私はこの能力を授けてくれた何者かに感謝しながら、公園の中に入っていった。
(確かこっちのベンチに……)
 あらかじめおいておいた鋏を回収するべく、私はそのベンチに向かった。
 歩きながら、想定されるアクシデントについて考える。
(ベンチに人が座っているとか、鋏をどっかにやられてるとか……ふふふ、もしそうなったら終わりね)
 能力のおかげで見られていないという安心感を得ていた私は、そのアクシデントを想定して思わず笑ってしまった。もちろんそれはただの強がりで、正直な心臓が早鐘のように鼓動を早くするのを自覚する。
 そして、私はそのベンチが見える位置までやってきた。
 そこには想定したようなアクシデントは何もなく、誰もいないベンチと、私がこっそりベンチの下に置いた鋏だけがあった。
 それを見たとき、私はほっとすると同時に、どこか残念に思う自分を感じていた。
 アクシデントを望んでいたわけではないし、人生が終わるのを望んでいたわけでもない。だけど、なぜか私はがっかりしていた。
(興奮できることが少なくなったから……よね)
 私はそう納得し、ベンチに近づいて鋏を足で引っ張り出す。
 そして、一つ目の間違いに気づいた。
(あ……!)
 私はいま、高手縛りに腕を拘束している。
 鋏は地面に落ちていて、普段ならちょっとかがめばとれるけど、いまの私にはどうやっても取れないのだった。
[ 2014/11/10 20:00 ] 透明露出プレイ その2 | TB(0) | CM(0)

ノクターンに投稿開始!

九月ごろから『投稿するする詐欺』になっていたノクターンへの投稿を今日から開始しました!
※いまのところ、ピクシブに掲載した『粘土化シェイプアップ』と、その続編『粘土化エクササイズ』しかありません。
http://xmypage.syosetu.com/x5166k/

あちらでもぼちぼちやっていく予定です。
なお、ブログやピクシブでの活動も変わらず続けていきますので、ご安心ください。

ただ、基本的にあちらでの投稿は黎明媚態系でも、黄昏睡蓮系でも、白日陰影系でもない、他ジャンルになる予定です。
この先三つのブログ系の話も投稿するかもしれませんが……予定は未定です。
[ 2014/11/03 20:47 ] 連絡 | TB(0) | CM(0)
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