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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

透明露出プレイ その6 2

 このようにして、私は響子ちゃんとじっくりと仲を深めていった。
 カボチャ料理に始まり、様々な料理を教えるという体で何度も彼女の家にお邪魔し、透明化能力もフルに使って把握した彼女の密かな悩みごとをさりげなく解決に導いたりしつつ、「露出狂の変態」から「近所の頼れるお姉さん」くらいの位置取りに成功した。
 彼女は結構気むずかしく、もし透明化の能力がなかったらこうは上手く行ってなかっただろう。けれど透明化の能力があったおかげで、ずいぶんと仲は進展していた。
「響子ちゃん、いま帰り?」
「夢衣奈さん。こんにちは」
 名前で呼び合い、街中で会って自然と挨拶してくれる程度には。
「ちょうど良かった。これからスーパーの特売品を買いに行くんだけど、付き合ってくれない? 限定品を確保したいの」
「ええ、大丈夫。行きましょう」
 名前で呼び合い、普通に接するようになっても、響子ちゃんの調子はあまり変わらなかった。
 こっそり観察してわかっていたことだけど、響子ちゃんは裏表というものがあまりないらしい。学校の先生に対してもこんな調子だから、人によって態度を変えられない不器用な子なのだろう。
 そんな響子ちゃんの話し方の中でも、私は結構柔らかめの口調で接してくれていると思っている。
 最初の頃の、過度にぶっきらぼうな話し方は、私のことが「露出狂の変態」という認識だったのだから仕方なかった。
 いまでは料理を教える立場になったし、あれ以降、私がああいうことをしているところは響子ちゃんは見ていないため、この変化はある意味当然だ。
 私は歳の離れた妹が出来た気分でいたし、彼女にとっても、似たようなところはあると思う。
 響子ちゃんと一緒に買い物に行って、野菜の選び方とか細かなことを教えつつ、私はそろそろ次の段階に進んでもいいと考えていた。
 すなわち、響子ちゃんを露出ッ子の道に引き込むという段階に。


 その日の夕食は、響子ちゃんの家で料理を教えるついでに、一緒に食卓を囲んでいた。
 一緒にご飯を食べるという行為は仲を深める上でとても重要なことだ。最初は料理したものの味見を兼ねて……という建前だったけど、いまでは自然と一緒に食事を取るようになっていた。
 私はいつも通りに世間話をしながら食事を進めつつ、機を見てそのことを切り出す。
「そういえば、響子ちゃんに助けられてから一ヶ月は経つのね……時間が経つのは早いわ」
 何気ない時候の話に合わせて口にしたから、不自然さはなかったはずだ。響子ちゃんはぴくりと反応したように思えたけど、すぐに「そうね」と返してくれた。
 慎重に響子ちゃんの反応を見つつ、さらに続ける。
「あのときは驚かしてごめんね」
「…………いえ」
 響子ちゃんが何か言いたそうにしているのを、私は敏感に察した。すぐに聞き出したかったけど、焦ってはいけない。
 言葉では何も言わずに、視線だけで彼女の言葉の先を促す。
「…………め、夢衣奈さん」
「んー?」
「その……いまも、ああいうことやっているの?」
 想定していた中では良い方の質問だった。私は内心の高揚が伝わらないようにしつつ、平静を意識して答える。
「あそこまで危険なことはしてないから安心して」
 この答えは、あのときほどのことはしていないけど、いまでも露出プレイ自体はしているという意味でもある。
 当然彼女がその意味に気づかないはずがなく。
「……どうして、するの?」
 あれだけ危険な目にあったのに、と彼女の目が言っている。
「どうして、かぁ……そうだねぇ……どうしてかなぁ」
 彼女をこっちの道に引き込もうとしておきながらどうかと思うけど、それは私自身も不思議に思っていることだった。
「強いて言うなら……解放されたい、すべてをさらけ出したい……そういう欲求かな」
「さらけ出したい……」
 ぽつりと響子ちゃんが反芻する。
 彼女が反芻したキーワードに、私は彼女が露出に惹かれている理由がわかった気がした。
「露出プレイにも色々あってね。プレイをする皆が皆、誰かに見てほしい、ってわけじゃないのよ。少なくとも私はそう」
 これは、半分は嘘だ。私自身には「誰かに見て欲しい」という願望もある。
 けれど私が推測するに響子ちゃんはそうではない。いまの響子ちゃんにそのことを正直に言うのは、興味よりも拒否感が勝ると判断した。
 まずは彼女をこちらに引き込むために、彼女の願望に合わせた話から入る。踏み込みすぎてもいけない。かといって退きすぎても、彼女をこちらには引き込めない。
 ある意味、露出プレイをしているときのような綱渡りのドキドキ感を覚えていた。
「人によって露出をする意味は色々だから……例えば、そうね」

「絶対安全な家の中で裸になるというだけでも――興奮する人はいるんだよ」

つづく
[ 2018/06/02 21:39 ] 透明露出プレイ その6 | TB(0) | CM(0)
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