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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

透明露出プレイ その7 1

 夜の公園を、響子ちゃんの手を引いて歩く。
 響子ちゃんはしきりに周囲を見回していた。いつもは凜とした表情を決して崩さない彼女が、まるでいまにも泣きそうな子供のような、心細そうな表情で歩いている。
「め、夢衣奈さん……っ」
 必死に私の名前を呼ぶ声も、震えていていまにも崩れそうなほど危うい。
 私はそんな響子ちゃんを励ますつもりで、握ったその手に力を込めた。
「大丈夫よ、響子ちゃん。私がついてるわ」
 大人として……いえ、この道の先輩として、余裕を見せてあげないといけない。
 本当は私だって震えたい。もしいま誰かに見つかったら、それは私だけじゃなくて響子ちゃんの身の破滅をも意味しているからだ。
 いざとなれば自分が囮になってでも、彼女だけは逃がさなければならない。
 人の人生を背負っている状況がこんなに恐ろしいものだとは思わなかった。
 けれど、同時に。
 恐れ以上に、私の心は喜びに満ちていた。

 なぜなら――響子ちゃんと一緒に露出プレイをすることができているのだから。

 ずっとこっそり見ていた響子ちゃんの見事な裸体が、夜の明かりに照らされて輝いている。見られることを意識してずっと磨いてきた私の身体なんかより、よっぽど響子ちゃんの素のままの身体の方が綺麗なのだから、若いというのはずるい。
 妬ましい思いもあるけど、それ以上にそんな彼女と一緒に露出プレイが出来ているという喜びはより強いものだった。
 響子ちゃんは私と繋いだ手とは逆の手で、必死に身体を隠そうとしている。それがまたなんとも初々しい恥じらいを感じさせて、彼女をとても魅力的に魅せていた。考え方は様々だけど、私はやっぱり露出の醍醐味はこういう恥じらいだと思う。
「ふふ……ほら、そんなに背中を丸めないで。響子ちゃん、とても綺麗よ」
 だからそう囁いて彼女の羞恥心を煽るのを怠らない。
 耳まで真っ赤にして震える彼女は、本当に綺麗で可愛かった。
「ほら、あっちの広場の方にいってみましょ」
 私たちがいま歩いているのは、公園の中でも茂みの覆い場所だ。視界は開けていないため、遠くからは見られない安全地帯だった。
 けれど、私は響子ちゃんの手を引いて連れていこうとしているのは、遠くからでもよく見える開けたところ。いつどこから見られるかわからない危険な場所だった。
「……っ!」
 それを理解してか、響子ちゃんが激しく首を横に振る。
 無理だと言いたいのだろうけど、言葉が出てこないみたいだ。
 私はそんな響子ちゃんを落ち着けるために、その身体を引き寄せて、彼女の身体を抱きしめた。
 お互い何も身に付けていない全裸同士。肌と肌が触れて、熱い体温が感じられた。
 大きく高鳴っている鼓動がお互いに伝わる。
「大丈夫、私がいるから……いきましょう?」
 先輩として、私が彼女をリードしなければならない。
 響子ちゃんは真っ赤に染まった顔で、いまにも涙が零れそうな目をしながらも、私を信じてか、手を強く握ってくれた。覚悟は出来たみたい。
 私はそんな響子ちゃんが愛しく思えて、その頬にそっとキスをする。恥ずかしいのとは別の意味で、彼女の顔は赤く染まった。
 いたずらが成功した気分で響子ちゃんに向けて笑いかけ、私は彼女の手を引いて公園の広場に向けて歩みを進める。

 まだ私たちの露出プレイは始まったばかりだ――



「――ってやりたいのよ!」
 ドン、と思ったより勢いよくジョッキが机を叩いた。
 酔っている自覚はあったけど、いまはそれを気にしている余裕はない。ジョッキの中に残っていたビールを喉に流し込む。
 そんな私の前で、エミリは苦笑いを浮かべている。
「夢衣奈……気持ちはわかるけど、飲み過ぎよ?」
 電話騒動があってから、私は響子ちゃんを露出ッ子に落とす計画を全く進められないでいた。無論、さっきの妄想みたいなことはあり得ない。
 下手に動いて響子ちゃんに嫌われては元も子もない。
 だから最近は自分一人での露出プレイも控えていて、それもまたストレスの溜まる原因だった。
「順調だったのに~……なんであのタイミングで電話してくるのよエミリのばかぁ」
 つまりこれは愚痴を吐き出す会であり、エミリに対する八つ当たりだった。
 あの時間にエミリが電話をかけてきたのは偶然だし、そもそも私が響子ちゃんの家に携帯を忘れるという大ポカをやらかさなければ良かっただけの話だ。
 だから本当は付き合う必要もないのだけど、エミリは律儀に私の愚痴に付き合ってくれている。得がたい露出友達だった。
 わざわざ予定を作って会わなければならないほど遠くに住んでいなければ、確実に私はエミリと一緒に日々露出プレイに興じていただろう。
 世の中、ままならないものである。
「まあまあ……そのお詫びに今日は私が支援に徹するから。存分に楽しんでちょうだい」
 エミリはそう笑いかけてくれる。私は酔いの回った頭ながらも、その言葉に興奮を呼び起こされた。
 今日はこれからエミリの支援の元、久しぶりの露出プレイに興じる予定なのだから。

つづく
[ 2018/06/27 22:54 ] 透明露出プレイ その7 | TB(0) | CM(0)
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