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黎明媚態

露出系、羞恥系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

バスタオル一枚で異世界転移 第二章 4

 なにやら身体の芯まで震えるような衝撃が走って、目が覚めました。
 瞼を開けると、逆さまになった景色が目に映りました。
 首が痛いです。私はいま、景色が逆さまに見えるほど、仰け反った状態にあるようです。

「……な、なんですかこれーっ!?」

 慌てて状況を把握しようとして、身体にほとんど自由が利かないことに気づきました。
 両手両足が動きません。なにか硬い物が身体の周囲にあるような。
 そう思ってなんとか首を起こして自分の身体を見ると、その理由が明らかになりました。
 原因は、ドラゴンでした。
 ドラゴンがそのトカゲみたいな前足で、私の身体を掴んでいたのです。
 その手は意外と器用なようで、しっかりホールドされているので落ちる心配はありませんでしたが、掴まれているので身動きが取れないというわけでした。
 ドラゴンは翼を使い、空高くで滞空しています。そのせいで結構な勢いで上下に揺さぶられて、首ががっくんがっくん揺れてしまいます。

(私、よく首がもげませんでしたね……)

 咥えて運ぶのはやめてくれたようですが、いずれにしても乱暴な運び方でした。
 不意に、ドラゴンが勢い良く地上に向かって降り始めます。
 当然、急激な落下の負荷が私にもかかり、死にそうになりました。
 地上すれすれのところで翼を使って減速。後脚から地面に接地します。
 地震でも起きたのかというほど、凄まじい震動が走りました。
 地面がめくれあがり、亀裂が遠くまで走ります。

(うわぉ……めちゃくちゃですね、ほんと……)

 やること成すことスケールが大きすぎて、だんだんこちらも感覚が麻痺してきました。
 ドラゴンが降り立った場所は、どうやら森の中の広場のようです。
 いえ、違いました。よく見ると、その場にあった大木らしき森の木々が、ドラゴンが降りられるように薙ぎ倒されています。
 私の目を覚ました衝撃は、空中からこの木々を薙ぎ倒した時のものだったようです。
 あの魔王さんすら殺したブレスでも吐いたのか、木は倒れてるだけでなく、枯れてしまっているようです。
 しかし、こんな深い森の中に、わざわざ木をなぎ倒してまで降りたのはなぜでしょうか。
 不思議に思っていると、ドラゴンが私を地面に降ろしてくれました。
 油断していたので、もんどりうって転がってしまいましたが、ドラゴンに出来る最大限の優しさは感じられました。

「あたた……降ろすなら降ろすって言って欲しかったです……」

 話せないようなので無理な話なのはわかっていましたが。
 バスタオルや身体についた木の葉や土を払いながら立ち上がります。
 その際身体を触って気づきましたが、かかったはずのヒポグリフの血の跡はどこにもありませんでした。
 真白いバスタオルは真白いままでしたし、顔は見れませんが、肩や腕も綺麗な状態です。

(ん……? いや、ちょっとだけ汚れてる……?)

 自分の肩を見た私は、あからさまに血こそ残っていないものの、少し赤みがかっていることに気づきました。
 ついた血を洗い流した後、くらいの感じです。
 それに対して、もっと汚れが残りそうなバスタオルは真っ白でした。
 それが意味することは。

「グルル……」

 ふと、頭の上でドラゴンの唸り声が響きました。
 サイズ差がサイズ差ですから、ただの唸り声も地響きのように感じます。
 驚いて上を見上げてみると、ドラゴンの視線は私ではなく、森の方を向いていました。
 その視線の先を追いかけてみると、何を見ているのかすぐにわかりました。
 森の木々の間から、三人の裸の女性が現れたからです。

つづく
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